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【結納のマナー】結納金は高くてもOK?最新の相場とマナーを徹底解説

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家族の未来マップ編集部

日本中の家族がさらに幸せになる未来を目指してライフハックを日々研究。税理士法人出身で子育て真っ最中のママ・パパが中心となって執筆。経験談やアンケート結果のデータから得られた情報をもとに、子育て世代のマナー、礼儀を解説中。

結納の際に両家の間で渡される「結納金」は、悩みのタネにもなります。特に200〜300万円を超える高額な結納金だと「高すぎるかな?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

結納金は結婚の儀式を進める上での大切な要素ですが、金額については家族ごとに様々です。この記事では、当サイトが独自に実施したアンケート調査の結果をふまえて、実際の結納金相場を分析しています。あわせて、結納金にまつわるマナーも徹底解説しているので、結納金への不安な気持ちを解消するのにお役に立てると思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

(調査結果)結納金の平均金額は110.7万円

今回、当メディアでは独自に結婚と結納にまつわアンケートを実施しました。

そもそも結納をすべきかどうかや、実際に渡した/渡された結納金の金額などの回答を集めています。アンケート調査の詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

当メディア実施アンケート調査「結納に関するアンケート」より(n=150、インターネット調査)

質問:結納金の金額は?

新婚のカップルに結納金の金額を聞いたところ、全回答の平均金額は110.7万円となりました。また、最も回答件数が多かったのは100万円(全体の67%)でした。

 

結納金相場の決定要因は様々

結納金の相場とは?

結納金の相場は地域や家族の経済状況によって大きく異なりますが、一般的には70万円から200万円程度と言われています。これは上記のアンケート調査の結果からも読み取れますね。特に、キチンと感が出やすい帯付きの札束で渡せる100万円のケースが多いようです。

相場には地域性もあり、都市部では少し高くなる傾向があります。

 

低額層

結納金の額のうち、100万円未満のものは比較的低額といえます。しかし、70万円や80万円といった金額はかなりの数のカップルが選んでいます。これらの金額は、割り切れない数の「7」や、末広がりの吉数「8」を使っており、縁起がいい金額となっているからです。

今では100万円を結納金にするカップルがとても多いですが、経済的な理由や、結納をあくまで形式的に済ませたい場合に100万円未満の金額も選ばれます。結納金を低く抑えておき、その後の結婚生活や新居、結婚式の資金に振り向けるカップルもいます。

 

定番層

最も多い結納金の額は100万円前後です。100万円を選択する家族が最も多いと言われています。

これは地域や伝統を考慮しても、一番無難な価格層ともいえます。経済的にそれなりに余裕がある家族や、結納の際にある程度の格式を保ちたいというカップルに選ばれることが多い金額です。

 

高額層

300万円以上の結納金は高額な分類となります。

これは男性側の家が経済的に余裕がある場合、または伝統的で格式高い結納を行う場合などに選ばれることが多い金額です。しかし、富裕層であれば、ある意味ありふれた金額設定ともいえます。中には500万円を選ぶ家族も一定数いらっしゃいます。

高額な結納金は、女性側の家への尊重や感謝の意を示すとともに、格式の高さを尊重する側面があるでしょう。また、結婚式や新婚生活にかかる費用の一部を補助する役割もあります。

 

結納金を決める人

それでは、結納金の金額は誰が決めるのでしょうか。

結納金は基本的に男性側の家で決めます

男性側から女性側へ、いくら用意すべきか直接聞くのは、失礼にあたるとされています。そのため、男性本人とその両親とで話し合い、ある程度金額感を決めたら、女性側と調整することが一般的です。

 

金額の決め方の基準

それでは、金額を決める際の基準について詳しく見てみましょう。

 

男性側の家の経済力

男性側の家の経済状況は、結納金の決定に大きく影響します。無理のない範囲で金額を設定することが最も大切です。

 

結婚式の計画

結納金と結婚式の資金は関連しています。

結納金を少なめに設定し、その分を結婚式や新婚生活のための資金に回すという考え方もあります。

 

地域や親族の伝統、慣例

地域によって結納金の相場は大きく異なることがあります。

地元の風習を尊重し、それを参考にすることも重要です。

また、家のしきたりなどが定められていることもあり、カップルでよく情報交換しながら決めるといいでしょう。

 

親戚の実例

親戚や近くの知人がどのような金額を設定したかを参考にするのも一つの方法です。しかし、あくまで参考なので、家庭の経済状況を最優先に考えることが重要です。

このように結納金は、様々な要素を調整しながら決めていきます。

 

結納金の意味合いは結婚準備金

そもそも結納金とは何でしょうか?

結納金は、婚約を公(おおやけ)にする儀式である「結納」の際に、男性側から女性側へ贈られる結婚準備金のこと。

現代では儀式の一貫としてお金が贈られますが、かつては女性が嫁入りの準備をするお金という意味合いがありました。結納金のルーツをさらに辿ってみると、昔は嫁入り道具のひとつとして、着物などの現物が贈られる風習もあったと言われています。こうした物を男性側が贈ることで、「安心して家に入ってほしい」と、女性側の家に誠意を示す重要な行動でした。

これは現代になっても変わりません。結納金は単なるお金の授受ではなく、お互いの家の気持ちを形にした大切な贈り物です。結婚を前にした男女双方の気持ちの交換とも言えるでしょう。

こうした意味を理解することで、結納金の金額に対する考え方も変わるかもしれませんね。

 

300万円の結納金は高すぎる?適切なケースも

それでは、結納金300万円は高すぎるでしょうか?

全国の平均的な相場と比較すると、確かに300万円はやや高めかもしれません。しかし上記で解説したように、結納金の適切な金額は家族やカップルごとに異なります。

もし、男性の家庭が平均な家庭よりも資金に余裕があれば、結納金が300万円以上でも妥当な金額です。

資産運用に理解のあるご家庭であれば、子供の頃から結婚資金の積み立てをしているかもしれませんね。そのような場合も結納金が高額になっても不思議ではありません。

また、伝統的な手順やしきたりにのっとって行う「正式結納」を行う場合、その格式と準備の手間に見合った額として、300万円程度の結納金は必要十分な金額となるでしょう。

男性側が婿養子になる場合など、特別な事情があるときも、300万円以上の結納金は妥当な額と思われます。

このように、結納金の金額は一概に「高すぎる」「低すぎる」と評価することは難しいです。それは、金額はあくまで相対的なもので、その家庭の経済状況や地域の習慣、特別な事情などによって大きく変わるからです。そのため、300万円が高いかどうかは、それぞれの家庭の状況を考えて判断するべきでしょう。

 

結納金のマナーと注意点

結納金の相場や適切な金額について考えるときには、結納金のマナーについても確認しておきましょう。

 

金額は男性側が決める

結納金の金額は男性側が決めます。それは、男性側から女性側への心遣いや相手の家族への敬意の表現とされています。女性側主導で金額を決めることのないよう、男性側が主体的に結納金について考えてみましょう。

 

必ずしも現金である必要はない

結納金は必ずしも現金である必要はありません。特に昔は現金ではなく、着物や米などの贈り物が主流な時期もありました。現代も、地域や家庭によっては、結納品を贈る習慣があります。

 

結納金を断るときの対応

時には、結納金を断る必要が出てくるかもしれません。そのときは、感謝の言葉を伝えつつ、お断りの理由を丁寧に伝えることが大切です。しっかりと丁寧に伝えれば、断ることが失礼になることはありません。

 

結納金の使い道

結納金を頂いた際の使い道は、新生活の準備資金として活用するのが一般的です。

ただし、結納金は、基本的に女性の「家」に納めるものですから、女性側に委ねられます。結納金の使い道を決める際は、カップルの間だけでなく、両親ともしっかりと相談してみることをおすすめします。

 

家具や家電の購入

同棲をするにあたり、新居の家具や家電の購入費用として使うことも考えられます。新たな生活をスタートさせるのに必要な大きな買い物をするときに、結納金を活用することでカップルの負担が軽減されるでしょう。

 

結婚式の資金

結納金は結婚式の費用をカバーするために使われることも多いです。

一般的に、結婚式は多額の費用がかかりますが、通常はカップルが率先して資金を準備します。しかし、多くの家庭では、親や親族から援助してもらうことも多いでしょう。そのため、結納金を結婚式資金の一部として活用するパターンも多くあります。

 

将来のための貯蓄

さらに、結納金を将来のための生活の貯蓄として活用するのも一つの方法です。

結婚後は多くのイベントが待ち構えています。新婚旅行や結婚式、妊娠出産などのイベント、子どもの教育費や老後の生活資金など、長期的にかかる費用を考えると、早い時期から家族で備えておくのは良い戦略です。今後のお金の計画については、ぜひカップルで話し合うだけでなく、両親と意見交換してみてくださいね。

 

まとめ

結納金の金額は一筋縄で決まるものではなく、それぞれの家族ごとに考え方が違ってくるということを確認してきました。300万円の結納金は決して高すぎるわけではなく、むしろ男性側の家庭の状況によっては当然適切な金額ともいえるでしょう。

結納金は、単に金額の問題だけでなく、カップルや両家族間の絆や理解を深める機会です。互いの家の価値観や歴史を尊重し、家族全体が今後も幸せに暮らせるような心遣いが大切です。

ぜひその観点で結納金について考えてみてくださいね。

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