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【調査結果】結納をしないカップルの割合は?主な理由とメリット・デメリットを解説

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家族の未来マップ編集部

日本中の家族がさらに幸せになる未来を目指してライフハックを日々研究。税理士法人出身で子育て真っ最中のママ・パパが中心となって執筆。経験談やアンケート結果のデータから得られた情報をもとに、子育て世代のマナー、礼儀を解説中。

最近は結納をしないというカップルが多いかと思います。さらには、そもそも結納を知らない、あるいは馴染みがない方が増えているのも事実です。

とはいえ、地域や家系の慣習で結納を大切にする方々も少なくありません。

そこで、当メディアでは結納に関する独自のアンケートをインターネット上で実施しました。調査結果から、結納をしないカップルの実際の割合や、結納を行わない理由を本記事にまとめています。回答から見えてきた、結納をしないときの対応についても解説しているので、これからの結婚準備の参考にしてみてはいかがでしょうか。

記事のポイント

  • 結納をしないカップルが多数派
  • 結納をしない理由として、儀式の必要性を感じないことや、費用の問題など
  • 結納のかわりに、顔合わせ食事会をするカップルが多い

 

結納をしないカップルの割合は90%

結納、という言葉を聞いて、「言葉は聞いたことあるけど、なじみがない」「どんなものか分からない」と思う方も多いのではないでしょうか。

実際、ここ数十年の間に結納をしないカップルが多くを占めるようになりました。今回当メディアで独自に実施したアンケート調査によると、結婚したカップルのうち、90.4%が結納を行わなかったと答えました。

独自アンケート調査の概要

調査名 結納に関するアンケート
対象 全国のカップル、性別問わず、初婚者
サンプルサイズ 150
調査期間 2023年8月12日〜8月21日
調査方法 クラウドソーシングサイトでのアンケート依頼
調査項目 ・属性(性別、年収、居住地、入籍時期)
・結納の実施有無
・結納金の金額
・結納をしなかった理由

 

質問:結婚するときに実施したことは?

結納は、かつては結婚するときに必ず行わなければならないものでした。それが時代とともに、結納をしないカップルの方が多数派となりました。結婚のスタイルや考え方が変わってきていることがこの結果からも読み取れますね。

しかし、結納をしないカップルが増えている一方で、地域の伝統や家族の慣習を大切にするために今でも結納を行うカップルもいるでしょう。結納をすべきかどうか迷っているカップルの参考になるよう、結納をしない理由について探ってみましょう。

 

結納をしない主な理由

結納を行わないカップルが増えている背後には、さまざまな理由があります。独自アンケートの結果をもとに、その主な理由を見ていきましょう。

アンケートの結果、そもそも結納の必要性を感じないという回答が最も多く、4割弱のカップルから同様の意見が出ていました。

伝統的な結納の意義が薄れ、結婚式の準備などで忙しい中、わざわざ堅苦しい儀式の準備までは必要ないと考えるカップルが多いようですね。

質問:結納しない理由は?

その他には、以下のようなコメントが結納をしない理由として挙げられていました。

 

節約のため・他にお金を使いたいから

結納にはそれなりの費用がかかることが多いため、お金を節約するために結納をしないカップルが多くいました。

結婚にはそれ以外にも多くのお金がかかります。特に結婚式や新生活のために引越しや新居の確保などに多くの費用がかかることが多いです。

そこで、結納をしないことで、特に男性側の家の負担が減るので、その分のお金を別のことに充てるという選択をするカップルはかなりの数がいます。

コロナ禍であった事と両家で話し合い不要な出費を控えようとなったため。(J さん 32歳 男性)

 

伝統を守る必要性を感じない

若い世代のカップルでは、結納の背後にある伝統や意義をまったく知らないか、理解ができないという意見もよく聞かれました。

結納は男性側の家から女性側の家へ結納金を渡すことが伝統的な方法ですが、現代では、家から他の家へ多額のお金を渡すことは結納以外では少ないため、違和感があるという方は多いのも当然でしょう。

実家が伝統を重んじる堅苦しいタイプでしたが、コロナ流行期真っ盛りであったため何とか説得して執り行いませんでした。(いまだに結納できなかったことをぐちぐち言われますが…)(m さん 28歳 女性)

 

 

両家顔合わせで十分だった

結納の代わりに、両家顔合わせ食事会を行うだけで十分というカップルも多くいました。

気軽な食事会形式なので、顔合わせ食事会であれば結納よりもカジュアルな雰囲気で両家のコミュニケーションを促せます。最近では結納よりも両家顔合わせ食事会の方が人気があります。

かしこまった雰囲気ではなく、家族がお互いを知れる柔らかな場を顔合わせに望んでいたから。(N さん 25歳 女性)

この両家顔合わせ食事会のメリットについては記事の最後に解説しているので、気になる方はそちらもご覧ください。

 

その他:両家が遠方だった

その他にもカップルによって様々な回答が寄せられました。例えば、再婚のためそもそも結納を行う必要がなかったり、結納をするつもりだったが一方の家から断られたためというコメントもありました。

その他の回答の中でも特に多かったのは「両家の地理的距離」です。

結納は結婚前の両家が顔合わせをする機会。そのため、結納の儀式を行うためには、当然ですが両家が同じ場所に集まる必要があります。しかし、両家がそれぞれ遠方に住んでいる場合、移動や準備が大変と感じるカップルが多いです。それが理由で結納を見送る選択をする回答もいくつかありました。

コロナ流行時期で、両家の実家も遠いため(a さん 27 歳 女性)

 

結納しない場合、結納金は必要?結論「必要なし」

結納をしない選択をした場合、この記事をお読みの皆さんの中には「それでも結納金は必要なの?」という疑問もあるかもしれません。

結論を先に言えば、結納を行わないのであれば、結納金も不要です。

結納金とは、結納の儀式で男性側から女性側の家族に渡すものです。その儀式を行わないのであれば、基本的に結納金を用意する必要はないからです。

とはいえ、代わりに何かの形で相手の家へ感謝の気持ちを示したい、または家族との関係をより深められるイベントをしたいと考えるカップルもいるでしょう。

その場合、結納金とは別に、感謝の気持ちを伝える贈り物や、両家顔合わせの際の食事の費用を負担するなど、さまざまな方法があります。

一番重要なのは、お金の額や品物の中身ではなく、きちんとコミュニケーションを取りながら両家の意向を調整することでしょう。カップル同士で、そして家族との間でよく話し合い、結納金以外の贈り物としてどんなものを選ぶのか、最適な方法を選ぶことが大切です。

 

結納をするメリット・デメリット

結納をするカップルが減少している一方、結納を行うかどうかの選択はカップルや家族の価値観や考え方によります。そこで、結納をするかどうか迷っているという方に向けて、結納をするメリットとデメリットを解説いたします。

 

結納をするメリット

伝統を尊重する

結納は、長い歴史と伝統を持つ結婚にまつわる儀式です。

結婚にあたり結納をすることで、文化や伝統を尊重し、継承する意味があります。特に、両家のどちらかが伝統を重んじる家柄の場合、結納をきちんとすることで安心してもらえるというメリットがあります。

地域の風習に習いました(p さん 30歳 男性)

 

両家の絆を深める

結納は、2人だけのものではなく、両家が一堂に会する大切な機会です。

この儀式を通して、両家の間で円滑なコミュニケーションができれば、絆や関係性を深めていくことができるでしょう。

 

結婚への認識を深める

結納の儀式を経験することで、結婚することの実感が高まるという人も多いでしょう。

結婚に向けた真剣な気持ちや責任感が強くなることも期待できます。

 

結納をするデメリット

費用がかかる

結納では、様々な費用がかかります。結納金や結納の会場費用がかかりますし、両家の移動費も準備が必要になるかもしれません。結納の費用は男性側の家が負担する場合が多いです。

お金の他にも、結納の場所や日程を確保するなど、手間や時間も必要となります。

 

プレッシャーを感じる

結納の儀式とそれに向けての準備の過程で、家族間の関係や結婚に対する考え方が明らかになってきます。

パートナーの両親が伝統的な儀礼やマナーを重視する場合は、強いプレッシャーを感じることがあるかもしれません。そのような状況でストレスを感じる方もいるかもしれません。

 

結納しないと相手の親に失礼か?

結納をしないからといって、それが失礼となることは基本的にはありません。

かつて結納は、両家の間で結婚の意志を示す伝統的な儀式として位置づけられていました。しかし、現代では多様な結婚の形があり、結婚式も挙げないというカップルも増加しています。さらに、40代以上の親世代であっても、伝統的な考え方は不要と考える家も多くなっています。実際、結納を行わないカップルの方が多数派ですし、結納を行わないことも理解してくれることが多いでしょう。

とはいえ、相手側の家(特に女性側の家)が結納を希望している場合、男性側から断りを入れると失礼になる可能性があります。相手の家が伝統的な儀礼を重んじている場合、それに合わせた方が円滑な関係性をつくっていけるかもしれません。そのため、結納の有無については、相手の家族の意向や考えをしっかりと確認し、必要に応じて適切なコミュニケーションをとることが大切です。

結論として、結納をしないことは基本的には失礼にはならないですが、それは相手の家族の考えや意向を尊重した上で判断しましょう。

 

結納しない代わりに両家顔合わせ食事会が定番!

最近の傾向として、結納を行わないカップルは両家顔合わせ食事会が定番となってきています。

実際に、上記の当メディア独自アンケート調査によれば、結婚した初婚のカップルの約60%が両家顔合わせ食事会を実施しています。

それでは、両家顔合わせ食事会の人気の理由は何でしょうか?主なメリットを挙げてみます。

  • カジュアルな雰囲気:食事会なので結納よりも堅苦しさが少ないです。リラックスした雰囲気で家族同士が顔合わせできます。
  • 互いの家族をよく知れる:形式張った儀式が少ないため、食事しながらお互いの家族の性格、価値観を知ることができるのは大きなメリットです。
  • 費用を抑えられる:伝統的な結納の儀式と比べると、顔合わせ食事会は費用面でメリットが大きいです。男性側が結納金を用意する必要もありません。結婚準備における両家の経済的な負担が軽くなります。

 

合理的な理由で結納を行わないカップルが多い

結納を行うかどうかはカップルや家族の価値観によります。

アンケートの結果からも、結婚の慣習が変わってきており、結納よりも両家顔合わせ食事会などで新しい家族関係の橋渡しをするカップルが多いようでした。最終的に大事なのは、お互いの家の価値観や意向を尊重し、心からの絆を築いていくこと。結婚の準備は家族みんなが幸せになれるよう、心地よく進めていきましょう。

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