神奈川県で子育てしやすい街おすすめ5選！教育環境や支援制度、住宅情報もご紹介

神奈川県には、充実した子育て環境と便利な都市機能を兼ね備えた街が数多くあります。今回は、神奈川県内でとくに子育てしやすい街5選をご紹介！教育環境や子育て支援制度、家賃相場まで、子育てファミリーが気になるポイントを徹底調査しました。

あなたにぴったりの街選びに役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

神奈川県で子育てしやすい街おすすめ5選

神奈川県でおすすめの子育てしやすい街を5つピックアップしました。それぞれの魅力をご紹介します。

【横浜市都筑区】5年連続住みここちランキング1位！計画的な街づくりと恵まれた子育て環境

画像引用：横浜市都筑区

大東建託の「街の住みここちランキング（神奈川県版）」で2019年～2023年の5年連続1位を獲得した横浜市都筑区。センター北駅を中心とする港北ニュータウンでは、「人間と自然」をテーマにした計画的な街づくりが特徴です。

参考：大東建託「街の住みここちランキング2024（神奈川県版）」

環境・治安

都筑区は、商業施設と自然環境が調和した街です。大型商業施設が複数立地し、買い物の利便性が高いことに加え、総合病院や広々とした公園も整備されています。新興住宅地として開発された地域特性から、治安面でも安心して暮らせる環境が整っています。

横浜市は子どもの医療費が無料になるので、子どもの体調が悪い時に迷わず医療機関に連れて行けるので、その点では助かっています。また治安が比較的いいのでその点は安心感もあります。（れもねーどさん・2人の子どもがいる35-39歳）

出典：【調査】子育て世帯が住みやすいと思う街のアンケート結果を発表

待機児童・教育

都筑区の待機児童は、令和6年4月現在0人です。

都筑区は、教育環境の充実度が高く評価されており、教育熱心な家庭が多いと言われています。私立高校への進学率は横浜市内でも高水準で、神奈川県内で偏差値トップ10に入る川和高等学校や、中高一貫のサレジオ学園 など、進学先の選択肢も豊富です。

参考：横浜市記者発表資料「令和６年４月１日現在の保育所等利用待機児童数について」　

都筑区の子育て支援

都筑区では、子育て中の親子が気軽に利用できる支援施設を複数整備し、地域ぐるみでの子育て支援をおこなっています。

子育て支援センターPopola

妊娠中の方や未就学児がいる保護者が気軽に立ち寄れる場所。絵本や玩具が揃った広場や授乳ができるコーナー、子育てパートナーに相談できるサロンなどがあります。

また、有償で子どもの預かりもしてくれます。（平日：1時間500円、土・日・祝日、年末年始など：1時間600円）

親と子の集い広場（区内に6か所）

子育て親子の交流や、子育てに関する相談を実施しています。

参考：子育て支援センターpopola
　　　 親と子のつどいの広場

都筑区でファミリーが住みやすい駅

都筑区の主要駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインとグリーンラインが乗り入れるセンター北駅とセンター南駅です。

センター北駅

センター北駅は横浜市内の移動に便利な駅です。周辺には、観覧車があるモザイクモール港北や映画館を備えたノースポート・モールなど、大型ショッピング施設が集まっています。また、大塚・歳勝土遺跡公園や横浜市歴史博物館も近く、楽しみながら学習できるエリアです。

センター南駅

センター南駅も大型商業施設や映画館が立地しています。駅前では階段状の広場でイベントが開催され、憩いの場としても人気です。都筑中央公園のほか、区役所、警察署、郵便局、図書館といった公共施設もまとまっており、便利な環境が整っています。

主要駅への所要時間

【川崎市中原区】東京へのアクセス抜群！再開発で進化し続けるファミリータウン

画像引用：川崎市観光情報

川崎市中原区は、都心へのアクセスの良さと充実した子育て環境を兼ね備えたエリアです。とくに武蔵小杉駅周辺では再開発が進み、自然と都市機能が調和した街づくりで、子育て世代に人気のエリアとなっています。

環境・治安

中原区は、大規模商業施設と豊かな緑地が共存する街です。再開発によって利便性が向上し、医療機関も充実。等々力緑地では、広大な自然のなかでスポーツや憩いの時間を過ごせます。

待機児童・教育

川崎市中原区の待機児童は、令和6年4月現在0人です。

中原区は教育熱心な家庭が多く、私立中学校への進学率が高いのが特徴です。保育環境も整備され、働く子育て世帯をサポートしています。

中原区の子育て支援

中原区では、子育て世代が気軽に利用できる支援施設を設置し、きめ細かいサポートを提供しています。

地域子育て支援センターなかはら

0歳児から就学前までの子どもと保護者が遊べるスペース。子育て世代の交流や、専任スタッフへの育児相談もできます。

中原保育園　離乳食講座＜Ami！栄養士と話そう！＞

親子で参加できる食事相談の会

ミミケロ子育ておしゃべり広場

子育て中のママ、パパ達が気軽に立ち寄り、交流できる場

参考
地域子育て支援センターなかはら
中原保育園　離乳食講座＜Ami！栄養士と話そう！＞
ミミケロ子育ておしゃべり広場

中原区でファミリーが住みやすい駅

中原区の主要駅は、東急東横線とJR線が乗り入れる元住吉駅と武蔵小杉駅です。

元住吉駅

元住吉駅は東急東横線、目黒線が利用可能で、駅の東西に活気のある商店街が広がっています。個人商店も多く、親しみのある雰囲気です。駅近くには広大な緑地が広がる中原平和公園があり、ほどよい街並みと自然が楽しめるエリアとなっています。

武蔵小杉駅

武蔵小杉駅は、東急東横線やJR南武線、横須賀線（湘南新宿ライン、湘南ライナー）が利用可能な交通拠点です。駅周辺は再開発で道が整備され、子どもと一緒に歩きやすい環境が整っています。

【横浜市戸塚区】自然と都市機能が調和！子育て世代が住みやすい街

画像：photoAC

横浜市で最も広い面積を持つ戸塚区は、都心部のベッドタウンとして発展してきました。樹林地や農地が多く残る自然豊かな環境と、整備された都市機能のバランスが特徴です。

環境・治安

戸塚区は、商業地区と、静かな住宅街が調和した街です。総合病院など医療機関が充実し、日常生活の利便性も高く評価されています。

待機児童・教育

戸塚区の待機児童は、令和6年4月現在1名です。

現在、預かり保育実施園の拡大や保育士確保を推進しています。

戸塚区は教育施設が充実しており、子どもの才能を伸ばすための環境が整っています。

戸塚区の子育て支援・助成金

戸塚区では、子育て世代向けの支援拠点を設置し、さまざまなサポートを提供しています。

とっとの芽(戸塚区地域子育て支援拠点)
子育ての不安を相談したり、子育てサポートシステムを利用できたりする場所です。

乳幼児食生活相談・離乳食教室
簡単でおいしい離乳食の作り方、子どもの食事について、個別で相談できます。

参考
戸塚区地域子育て支援拠点とっとの芽
乳幼児食生活相談・離乳食教室について

戸塚区でファミリーが住みやすい駅

戸塚区の主要駅は、戸塚駅と東戸塚駅です。

戸塚駅
戸塚駅は、JR東海道本線、横須賀線、湘南新宿ライン、上野東京ラインと横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れる交通の要所です。駅直結のトツカーナモール、サクラス戸塚、戸塚モディなどの大型商業施設が充実しています。また、柏尾川沿いの桜並木や緑地など自然が多いのも特徴です。駅周辺には昔ながらの商店街も残り、地域のつながりも感じられます。

東戸塚駅
東戸塚駅は、JR横須賀線と湘南新宿ラインが停車する便利な交通拠点です。東口にはオーロラシティが直結。西口には東戸塚西口プラザがあり、生協、家電店、衣料品店、100円ショップなど、日常生活に必要な店舗が集まっています。

主要駅への所要時間

【横浜市青葉区】233の公園 がある緑豊かな街！教育熱心な家庭に人気のベッドタウン

画像：photoAC

「丘の横浜」と呼ばれる青葉区は、鶴見川を中心とした丘陵地帯に位置し、横浜市内で最も公園が多い区です。あざみ野駅やたまプラーザ駅周辺には落ち着いた住宅街が広がり、緑豊かな環境で子育てができる街として人気があります。

環境・治安

青葉区は、充実した商業施設と豊かな自然環境が調和した街です。233もの公園を有し、四季を通じて自然を楽しめる環境が整っています。

待機児童・教育

青葉区の待機児童は、令和6年4月現在0人です。

青葉区は港北区についで子どもの数が多く、教育熱心な家庭が集まるエリアです。私立中学進学率が高いことでも知られています。

青葉区の子育て支援・助成金

青葉区では、子育て世代に向けたさまざまな支援施設やサービスを提供しています。

青葉区地域子育て支援拠点ラフール
妊娠中から乳児、未就学児を持つ家庭が自由に過ごせる場所です。地域のなかで子どもを預かる横浜子育てサポートシステムも利用できます。

放課後キッズクラブ
小学校施設を利用して、子どもたちに遊びの場を提供したり、仕事などで忙しい家庭の子どもの生活をサポートしたりしています。

参考
青葉区地域子育て支援拠点ラフール
放課後キッズクラブ

青葉区でファミリーが住みやすい駅

青葉区の主要駅は、東急田園都市線が通る市が尾駅と青葉台駅です。

市が尾駅
のどかな住宅街に位置し、ファミリー層に人気のエリア。駅併設のetomoや周辺のスーパーが充実し、バスターミナルも整備されています。落ち着いた雰囲気が特徴で、治安も良好です。

青葉台駅
多摩田園都市のモデル的な街として開発され、緑豊かな環境です。駅直結の青葉台東急スクエアには約90店舗が出店。桜並木や銀杏並木など四季折々の景観も魅力です。

主要駅への所要時間

【三浦郡葉山町】4年連続住み続けたい街1位！海と山に囲まれたゆとりの街

画像引用：葉山町公式HP

いい部屋ネット住み続けたい街自治体ランキング（神奈川県版）で4年連続1位を獲得した葉山町。三浦半島の入口に位置し、4㎞におよぶ西向きの海岸線と広大な山々を有する自然豊かな町です。環境意識の高い町民が多く、はやまクリーンプログラムという独自の環境配慮の取り組みも進めています。

参考：大東建託「街の住みここちランキング＆住みたい街ランキング2024」

環境・治安

葉山町は、自然と調和した暮らしを重視する街です。大型商業施設は少ないものの、のんびりとした雰囲気と極めて高い治安の良さが特徴です。

待機児童・教育

葉山町の待機児童は、令和6年4月現在10人（0歳3名、2歳7名）です。

令和4年22名、5年12名と減少傾向が続いているため、さらなる対策が期待されています。

葉山町は、特色ある教育施設が充実しており、子どもの個性を伸ばす環境が整っています。

葉山町の子育て支援・助成金

葉山町では、出産前後から手厚い支援体制を整えています。

産後ケア事業
出産後の母親の心身のケアや育児支援のため、助産師による支援を受けられる制度です。お産や育児の疲れ、授乳相談、赤ちゃんのお世話の不安などに対応します。

• 宿泊型：9時～翌17時（4食付）13,000円／1泊2日
• 訪問型：90分以内　500円／回＋交通費200円

妊婦・産後健診補助

• 妊婦健診医療機関専用券：18,000円（1回）、12,000円（1回）
• 妊婦健診補助券：4,000円×12回 ※多胎妊娠の場合、4,000円券を5回分追加
• 産後健診補助券：4,000円×2回

参考
葉山町「産後ケア事業」
葉山町「妊婦健康診査・産後健康診査費用の補助について」

葉山町でファミリーが住みやすい駅

葉山町内には鉄道の駅はありませんが、隣接する逗子市の駅からの交通が充実しています。

葉山町では、約20系統のバス路線が運行され、とくに通勤時間帯は10分に1本のペースで運行されています。逗子駅からは東京方面、新宿方面への直通電車があり、座って通勤できる可能性も高いのが特徴です。

【神奈川県】子育てしやすい街の家賃・物件相場

神奈川県で子育てしやすい街を選ぶ際には、家賃や物件価格も重要な検討材料となります。家賃相場と一戸建ての取引価格を地域ごとにまとめました。

家賃相場比較表

神奈川県内の子育て環境が充実している5地域の家賃相場をまとめました。

引用：SUUMO「神奈川県の家賃相場・賃料相場情報を探す」

一戸建ての取引価格

各エリアの主要駅周辺の直近2年以内の不動産取引事例をまとめました。駅までの距離や建物の特徴など、実際の購入を検討する際の参考情報としてご活用ください。

引用：国土交通省「不動産情報ライブラリー」

神奈川で子育てしやすい街を見つけよう！

神奈川県の子育てしやすい街は、それぞれが異なる魅力を持っています。

• 都筑区：都市機能と自然が調和した街づくり
• 川崎市中原区：都心へのアクセスの良さ
• 戸塚区：豊かな緑地と駅周辺の利便性の高さ
• 青葉区：233もの公園を有する自然環境
• 三浦郡葉山町：海と山に囲まれた環境と治安の良さ

待機児童対策も着実に進み、各地域で子育て支援施設の整備も進んでいます。教育環境や通勤アクセス、街の雰囲気など、ご家族の優先順位に合わせて理想の街を見つけてくださいね。

参照情報

本記事では以下の情報を参考・引用しております。

治安・教育関連情報

• 神奈川県警察「刑法犯 罪名別 市区町村別 認知件数 令和6年10月暫定値」
• e-Stat・政府統計の総合窓口「教育関連統計データ」
• 横浜市 こども青少年局保育対策課「令和６年４月１日現在の保育所等利用待機児童数について」
• 川崎市こども未来局「令和６年４月１日現在の保育所等利用待機児童数について」
• 葉山町の待機児童数の状況（各年度4月1日現在）

その他、各自治体の公式ホームページ、子育て支援施設のウェブサイトなどを参考にしています。 すべての情報は2024年12月時点のものです。