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三井住友銀行の「Olive」とは?メリット・デメリット、効果的な使い方を紹介

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西本衣里

Web企画・運営を5年間経験し、フリーランスとして独立。これまでに執筆した記事は500記事以上。 フィナンシャルプランナー2級の専門的な知識に基づき、複雑なマネー情報をわかりやすく伝える。 クレジットカードやキャッシュレス決済を活かした家計改善・資産形成が得意。 自身の子育て経験を活かし、子育て世代に特化したマネー記事を執筆中。

Oliveとは三井住友銀行が提供するサービスで、銀行口座・資産運用・クレジットカードなどを一括管理できるアカウントです。

ですが、聞いただけでは内容がわかりづらく、「開設するメリットはある?」「すでに三井住友カードを持っている人はどうしたらいい?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、Oliveのメリットやデメリット、効果的な使い方について解説します。

入会方法や切り替え手順についてもまとめたので、Oliveが気になっている人はぜひ参考にしてください。

Olive公式ページはこちら

 

三井住友銀行のOliveアカウントって何?

画像元:Olive公式サイト(https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/

 

Oliveアカウントを開設すると、三井住友グループと提携するサービスを1つのアカウントでまとめて管理できます。

具体的には以下のサービスを一括化してまとめられます。

  • 三井住友銀行口座
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • Vポイント
  • SBI証券
  • 家計簿(Moneytree)

 

家計管理で必要なサービスがそろっているので、三井住友銀行をメインで使っている人ならとても便利です。

三井住友カードだけを保有している人でも、Oliveアカウントを開設しておけばポイントアップ特典を受けられます。

Oliveアカウントは入会金・年会費が一切かからないため、どなたでも気軽に利用できますよ。

 

選べる3種類の「Oliveフレキシブルペイ」

画像元:Oliveフレキシブルペイ(https://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/flexible-pay/

 

Oliveアカウントでは、専用カード「Oliveフレキシブルペイ」を発行できます。

Oliveフレキシブルペイは一般的なクレジットカードとは異なり、クレジットモード・デビットモード・ポイント払いモードの3つのモードをアプリで切り替えて使えるカードです。

「使いすぎが心配だからデビットモード」「今日はたくさん買い物するからクレジットモード」といった感じで、用途に応じで切り替えできるのは画期的ですね。

もちろん、三井住友銀行のキャッシュカード機能も搭載しています。1枚のカードに4つも機能が付帯しているので、財布に何枚もカード類を入れて持ち歩く手間がかからないでしょう。

Oliveフレキシブルペイは「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3種類があり、デザインは以下のとおりです。

画像元:Olive公式サイト(https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/

 

「一般」であれば年会費無料なので、初めての人はまず一般を発行して、使い慣れてきたらランクアップしても良いでしょう。

なお、クレジットカードを持ちたくない人は、Oliveフレキシブルペイのクレジット機能なしでも発行可能です。

その場合、キャッシュカード・デビットカード・ポイント支払いの3つの機能のみ利用できます。

 

Oliveアカウントのメリット5選

Oliveは金融サービスを一括化できるだけでなく、ユーザー向けの特典も豊富に受けられます。

具体的なメリットを5つ紹介するので、ここで詳しく知ってOliveを使いこなしましょう。

 

対象のコンビニ・飲食店の利用で最大20%ポイント還元

画像元:Vポイントアッププログラム

https://www.smbc-card.com/nyukai/merit/vpoint_up_program.jsp

 

Oliveアカウントを保有していると、対象のコンビニ・飲食店の利用で最大20%相当のVポイント還元を受けられます。

具体的な還元率は、以下の表のとおりです。

 

サービス 内容 還元率
基本 Oliveフレキシブルペイのクレジットモードで支払い 0.5%
スマホの

タッチ決済

スマートフォンに登録してタッチ決済 +6.5%
家族の登録 家族1人につき+1% 最大+5%
アプリログイン 三井住友銀行アプリまたはVpassアプリに月1回以上ログイン +1%
選べる特典 選べる特典で「Vポイントアッププログラム+1%」を選択 +1%
SBI証券 SBI証券で対象の取引をする 最大+2%
住友生命 Vitalityステータスに応じてポイントアップ 最大+2%
外貨預金 三井住友銀行で外貨お取引をする 最大+2%
住宅ローン 三井住友銀行で住宅ローンのご契約 最大+2%
SMBCモビット SMBCモビットの返済口座にOliveアカウントを登録・利用 最大+1%
合計 最大20%

 

 

中には難易度の高い条件もありますが、「基本」「スマホのタッチ決済」「アプリログイン」「選べる特典」の4つを利用すれば、簡単に9%分のポイントを貯められます。

他にも家族会員の登録や、SBI証券の取引でポイントアップするので、できそうな人は挑戦してみましょう。

特典を受けられる対象のコンビニ・飲食店は、以下の店舗です。

 

セイコーマート・セブン-イレブン・ポプラ・ミニストップ・ローソン・マクドナルド・モスバーガー・サイゼリヤ・ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・夢庵・その他すかいらーくグループ飲食店

・すき家・はま寿司・ココス・ドトールコーヒーショップ・エクセルシオール カフェ・かっぱ寿司

 

大手のコンビニはもちろん、ガストやすき家などの飲食店も最大20%ポイント還元の対象です。

子育て世帯が利用することの多い飲食店がお得に利用できるのは、Oliveのありがたいメリットですね。

 

選べる特典で毎月ポイントがもらえる

Oliveアカウントを契約している人は、以下の4つの中からどれか好きな特典を受けられます。

画像元:Olive公式サイト(https://www.smbc.co.jp/kojin/olive-account/

 

  • 給与・年金の受け取りで毎月200ポイント
  • コンビニATM手数料が1回無料(※1)
  • Vポイントアッププログラム還元率+1%
  • 口座残高1万円以上で100ポイント(※2)

※1 対象はイーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMです。
※2 円預金・外貨預金の残高が10,000円以上の場合が対象です。

上記の中で一番のおすすめは、給与・年金の受け取りです。Oliveの登録口座を給与受取口座に指定すると、毎月200円分のVポイントがもらえます。

年間なら2,400ポイントも貯まるので、働いて給与をもらっている人は給与受取口座に設定しましょう。

自営業や専業主婦(主夫)で給与がない人も、「ご利用特典」口座残高を選べば口座に1万円以上入金しておくだけで100ポイントもらえます。

先ほど紹介した対象のコンビニ・飲食店をよく利用する人は、「Vポイントアッププログラム」で還元率+1%を選ぶのもおすすめです。

その他にコンビニATM手数料が毎月1回無料になる特典もあるので、自分の使い方に合うものを選びましょう。

 

お金の流れを一括化できる

画像元:Olive公式サイト(https://www.smbc.co.jp/kojin/olive/

 

Oliveアカウントを開設すると、三井住友銀行のアプリから口座残高や資産、クレジットカードといったお金の流れを一括化して管理できます。

銀行口座とクレジットカードをバラバラに管理している人は、うっかりして残高不足で引き落としできなかった経験がある人もいるのではないでしょうか。その点、1つのアプリで全て管理できるOliveなら安心です。

家事や育児、仕事で毎日忙しい子育て世帯も、使いすぎに気をつけながらストレスなく家計のやりくりができます。

現在の資産状況もひと目で分かるため、将来子どもが進学する時の教育費を賢く貯めたい人にもOliveは最適でしょう。

 

家族カード・ETCカードも発行できる

Oliveは家族カードや、ETCカードも追加で発行できます。

家族カードは、Oliveフレキシブルのランクに関係なく年会費無料で持ち続けられます。そのため、夫婦や家族で使いたい人におすすめです。

ETCカードは年会費が550円(税込)発生しますが、前年度中に一度でも利用があれば維持費は不要です。

なお、家族カードもETCカードも、利用できるのは本カードをクレジットモードに設定した場合のみとなります。

本カードが、デビットモードやポイント払いモードでは利用できなので注意しましょう。

 

安全性の高いナンバーレスカード

Oliveフレキシブルは、両面ともカード番号が印字されていないナンバーレス仕様です。

街中で利用する時もカード番号を見られる心配がないため、セキュリティ面でも安心して利用できます。

万が一紛失した際も、すぐに連絡して停止の手続きをすれば、カード番号の流出が原因で不正利用されることはないでしょう。

なお、ネットショッピングなどに理由でカード番号を知りたい場合、三井住友銀行アプリからいつでも確認可能です。

 

Olive公式ページはこちら

 

Oliveアカウントのデメリット

Oliveは画期的で便利なサービスですが、利用する際は注意するべきデメリットもいくつかあります。

ここではOliveのデメリットを解説するので、アカウント開設前に確認しておきましょう。

 

引き落とし口座は三井住友銀行以外選べない

Oliveフレキシブルペイをクレジットモードで利用した場合、引き落とし先は三井住友銀行の口座以外選べません。

他の口座では引き落としできないため、三井住友銀行にいつも残高を入れておく必要があります。

三井住友銀行をメイン口座で使わない人は、使い勝手が落ちるため注意が必要です。

三井住友銀行に毎月入金するのが面倒な人は、他の口座も指定できる三井住友カードを利用する方法もあります。

 

クレジットモードは審査に落ちると利用できない

Oliveフレキシブルペイはクレジットモードをつけると、通常のクレジットカードの申し込みと同様に審査を受ける必要があります。

もし審査に落ちた場合、クレジットモードは利用できず、デビットモードとポイント払いモードのみとなります。

Oliveフレキシブルペイの「一般」なら年会費無料なので問題ないかもしれませんが、「ゴールド」「プラチナプリファード」など、上位カードが欲しい人は要注意です。

審査に落ちると、クレジットカードとして使えないのに年会費を支払うことになってしまいます。

審査が不安な人はいきなり上位カードに申し込むのは避け、「一般」をまず発行して利用実績を積んでからランクアップしたほうが良いでしょう。

 

一部使えない店舗・サービスがある

Oliveフレキシブルペイは、一部使えない店舗やサービスがあります。主な利用できない使い道とモードは、以下の表をご覧ください。

使い道 使えないモード
ガソリンスタンド デビットモード・ポイント払いモード
一部のホテル デビットモード・ポイント払いモード
一部のカジノ デビットモード・ポイント払いモード
航空会社の機内販売 デビットモード・ポイント払いモード
プリペイド・電子マネーチャージ ポイント払いモード
換金性の高い商品

(新幹線のチケットなど)

ポイント払いモード
高速道路の料金窓口での支払い 全てのモード

 

ガソリンスタンドや一部のホテルなどでは、クレジットモードでしか決済できないので注意しましょう。

プリペイドや電子マネーへのチャージや、新幹線のチケットといった換金性の高い商品は、ポイント払いモードでは利用不可となります。

また、高速道路の料金窓口で使う場合、Oliveフレキシブルペイではどのモードに設定しても支払いできないので注意してください。

ETC車載器を持っていない人は、料金窓口でクレジットカードを使って支払う人も多いかと思います。ですが、Oliveフレキシブルペイは料金窓口で使えないため、高速道路ではOliveのETCカードを窓口で提示して支払う必要があります。

ETC車載器を乗せていない車で高速道路を利用する人は、Oliveフレキシブルペイとは別途ETCカードを申し込んでおきましょう

 

Oliveアカウントの効果的な使い方

Oliveは他の銀行で似たようなサービスがないため、「どうやって使えばいいの?」と悩んでいる人も多いかもしれません。

そこでOliveアカウントの効果的な使い方を紹介するので、ぜひ参考にしてOliveマスターを目指しましょう。

 

iPhone・スマートフォンに登録して使う

Oliveフレキシブルペイは、iPhone・スマートフォンに登録して、タッチ決済で使うのがおすすめです。

iPhone・スマートフォンのタッチ決済で使うと、対象のコンビニ・飲食店で最大20%のポイント還元を受けられます。

カード類を何枚も持ち歩きたくない人も、スマートフォンに設定すればお財布の中がスッキリするでしょう。

なお、タッチ決済が利用できない店舗では、Oliveフレキシブルペイのカードを使って支払いが可能です。

 

SBI証券でクレカ積み立てに利用する

Oliveフレキシブルペイは、SBI証券のクレカ積立に利用するとVポイント付与を受けられます。クレカ積立に利用すれば、資産もVポイントも貯まって一石二鳥ですよ。

Oliveフレキシブルペイで積み立てた場合の、具体的なVポイント付与率は以下の表をご覧ください。

 

Oliveフレキシブルペイ 年間利用額 付与率
一般 10万円未満 0%
10万円以上 0.5%
ゴールド 10万円未満 0%
10万円以上 0.75%
100万円以上 1%
プラチナプリファード 300万円未満 1%
300万円以上 2%
500万円以上 3%

 

還元率はOliveフレキシブルペイのランクによって異なりますが、「一般」「ゴールド」の場合、年間利用額が10万円未満だとポイント付与は受けられないので注意が必要です。

話題の新NISAにも対応しているので、ぜひ資産運用を考えている人はOliveフレキシブルペイで始めてみましょう。

 

貯まったポイントはポイント払いモードで使う

Oliveフレキシブルペイを利用して貯まったVポイントは、あらかじめVポイントPayアプリからチャージして、ポイント払いモードで利用できます。

ポイント払いモードに設定しても全国のVisa加盟店で使えるため、スーパーのお買い物や子どもの文房具など様々な用途に使えます。

使い道が豊富なので、ポイントを使い忘れてムダにしてしまう心配もないでしょう。

ただし、ポイント払いモードの場合、ガソリンスタンドや機内販売など一部使えない場合があります。

全てのVisa対応サービスで使えるわけではないので、日用品や食料品の買い出しに利用がおすすめです。

 

Oliveアカウントへの入会・切り替え方法

Oliveアカウントは、三井住友系列のサービスを利用しているかどうかで入会方法が異なります。

そこで、「三井住友銀行口座を持っている人」「三井住友カードカードを持っている人」「どちらも持っていない人」の3パターンに分けて、それぞれの入会・切り替え方法を解説します。

自分に合うパターンの開設方法を読んでみてください。

 

三井住友銀行口座をっている人

現在、三井住友銀行口座を持っている人は、口座番号はそのままでOliveアカウントに切り替え可能です。

三井住友銀行のアプリにログインし、Oliveアカウントへの切り替え手続きをしましょう。

ただし、SMBC CARDなどクレジットカード一体型のキャッシュカードを持っている人は、そのまま切り替えできないため、クレジット機能を分離して解約する必要があります。

その場合カード番号が変わるので、公共料金などの引き落とし設定をしている人は、あらかじめ口座振替などに変えたほうが良いでしょう。

カードごとに手続き方法が異なるため、詳しくは以下の公式サイトで確認してみてください。

Olive公式サイトで手続き方法を確認する

 

三井住友カードを持っている人

現在、三井住友カードを持っている人は、Oliveフレキシブルペイに切り替えはできません。新たにOliveアカウントとOliveフレキシブルペイの新たな開設が必要です。

お手持ちのスマートフォンに三井住友銀行のアプリをインストールして、Oliveアカウントの開設手続きをしましょう。手続き完了後は、1~2週間程度でOliveフレキシブルペイのカードが自宅に送られてきます。

お手持ちの三井住友カードは、Oliveアカウント開設後もOliveフレキシブルペイと併用して使えます。

Oliveアカウントに今使っている三井住友カードも連携できるので、解約せず2枚持ちで使い続けるのもおすすめです。

 

どちらも持っていない人

三井住友カードも三井住友銀行口座も持っていない人は、アプリからOliveアカウントとOliveフレキシブルペイを申し込みましょう。

お手持ちのスマートフォンに三井住友銀行アプリをインストールし、手順にしたがって操作すればOliveアカウントの開設手続きができます。

申し込みが終わったら、1~2週間程度でOliveフレキシブルペイのカードが自宅に送られてきます。

Oliveフレキシブルペイのモード設定を済ませたら、Oliveアカウントの開設は完了です。

 

三井住友銀行のOliveは子育て世帯におすすめ

三井住友銀行のOliveアカウントを解説すれば、家庭内のお金や資産をまとめて管理できるようになります。

何かと支出が多い子育て世帯も、Oliveなら毎日の家計管理の負担が軽減されるでしょう。SBI証券の金融資産もまとめられるので、将来の教育費や老後資金を貯めたい人にもおすすめです。

クレジットカードを発行したくない人も、Oliveフレキシブルペイのデビットモードなら無理なく利用できます。

嬉しいポイント特典もあるので、ぜひ三井住友銀行のOliveを利用してみてくださいね。

Olive公式ページはこちら

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