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お花を飾ると子どもの感性が伸びる?花育の効果とねらい

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家族の未来マップ編集部

日本中の家族がさらに幸せになる未来を目指してライフハックを日々研究。税理士法人出身で子育て真っ最中のママ・パパが中心となって執筆。経験談やアンケート結果のデータから得られた情報をもとに、子育て世代のマナー、礼儀を解説中。

お花が子どもの成長に役立つなんて、信じられるでしょうか?

お花が好きな私も、最初は疑問でした。ですが、何年か前、お花のサブスクを使って我が家にお花を飾り始めてから、娘はお花が好きになったようで、自分から進んでお世話をしてくれます。これまで、色々なお花を買ったり、植えたりしてきましたが、その時々でお花が子どもに対して持っている「魔法」を実感してきました。

この記事では、これまでの経験をもとに、花育の魅力や、実際にどのように子どもたちの成長につながっているのかを紐解いています。また、家庭で簡単にできる花育の方法も紹介しているので、もし「お花って難しそう」と心配されている方も、安心してください。誰でも家でカンタンに花育は実践できるんです。

この記事が、お花に少しでも興味を持つママやパパにとって、家庭での素敵な花育のキッカケになれば嬉しいです。

 

花育って何?

「花育」とは、お花を通じて子どもたちの感性や思考を育てる活動のこと。

農林水産省によると、花育は「花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと」と定義されています。

言葉を見ると少し難しそうですが、実際はとてもシンプルです。

子どもがお花を扱う体験のほとんどが花育の一つといえます。大切なのは、子どもたちがお花と直接触れ合うこと。お花との関わりを通じて、子どもたちの感性や倫理観を育み、新しい発見や驚きで知的好奇心を刺激されるんですね。

引用:農林水産省「花育

 

花を使った遊びや活動の例

それでは「花育」として、具体的にどんな活動が行われているのでしょうか?

最近は保育園や幼稚園、学校や地域活動などで、積極的に花育が行われています。

 

花の教室

お花屋さんのお店などで働いているプロのフローリストさんたちが、学校などでお花の教室を開いています。

生活の時間のほか、道徳の授業の一環として行われる学校もあるようです。お花の教室では、例えば次のような内容の教育活動が行われています。

  • 花の名前を覚える:本物のお花やお花の写真を見せながら、名前と特徴を一緒に学びます。例えば、赤いバラや白いカーネーションといった、身近な花から紹介していくことで、子どもの好奇心をかきたてられます。
  • 花の色を学ぶ:年少のクラスなら、「このお花は何色かな?」などのように質問して、色の名前や種類、とお花の組み合わせを理解していきます。
  • 花と葉っぱでクラフト:自由にお花や葉っぱを使って、オリジナルのアート作品を作る。

 

植物を育てる、観察する

もちろん、植物を種や苗から植えたり、定期的に水やりなどのお手入れをすることで、植物を育てる経験をするのも基本的な花育のひとつです。

種から育つ過程を観察することで、植物の生育サイクルを学べます。単に植物を育てるだけでなく、スケッチなどで植物を詳細に観察する時間を作っていることも多いです。

あとで理科や生物の科目で植物について学ぶときにも、この経験は生かされてきます。

また、自分で土やプランターを触ったり、交代で水をやりながら、実際に植物が成長して、やがては枯れていく姿を間近に見ることになります。それによって、植物はケアが大切なこと、そして生命の尊さを体感できるのです。

 

課外活動、ワークショップ

学童クラブや、学校のクラブ活動、部活動などでも、お花にまつわる活動が行われています。

例えば、お花を花瓶に生けることをテーマにする活動なら、子どもがどのように花を生けると綺麗に思うか、どのお花を主役にするかなどを決めて、自分の手で自由に配置していきます。このように、子どもが主体的になにかを完成させる過程で、想像力や手先の運動能力などを同時に伸ばしていけます。

他にも、地域にあるプランターにお花を植えたり、周辺の手入れをする活動に参加するのも花育の一つといえるでしょう。

 

花育の効果:感性が育ち、知的好奇心を刺激

花育には、子どもたちの成長を支えるさまざまな効果があります。

具体的には以下のような効果があると考えられています。

 

感性が育ち、創造力(クリエイティビティ)が伸びる

子どもたちは、お花の色や形、香りを通じて、芸術的な感受性が育っていきます。

Texas A&M Universityが2003年に行った研究によると、花や植物を置いたオフィスで働いた人は、何も置いていないところで働いた人と比べて、独創的なアイデアや解決策を多く生み出しました。具体的には、男性は創造的なアイデアを15%多く作り、女性は課題に対してより柔軟な解決策を考えられるようになりました。

このように、お花がその場にあるだけで、その人の感性が刺激され、創造力(クリエイティビティ)やイマジネーションのちからを高めることができると考えられています。特に、小さな子どもほど強く影響を受けるでしょう。

Roger Ulrich 教授は“Our research shows that a change as simple as adding flowers and plants can be important in the most meaningful way to businesses in the modern economy,” と指摘しています。 引用:Roger Ulrich, Ph.D., Texas A&M University

 

自然との繋がりを感じる

季節ごとに咲いているお花が変わっているのを見ると、季節の移り変わりや自然のリズムを感じ取ることができます。

春には桜の花が咲き、夏には向日葵が顔を出し、秋にはコスモスが風に揺れ、冬にはシクラメンが優雅に咲く。これらの季節の花を見ることで、1年の時の流れや季節感を実感できますよね。

このように、自然との繋がりを感じられるお花や植物との関わり合いは、子どもの頃の体験によって大きく変わってしまうことが分かっています。

2005年に高校生を対象とした調査研究によると、子どもの頃に植物を育てた経験がある生徒は、経験が少ない生徒よりも、より植物を好きになる傾向があることが分かっています。また、子どもの頃に植物を育てた経験がある生徒の約80%が植物が好きだと答えています。

子どものときに花や植物が身近にあると、自然の植物がより好きになり、自然を大切にできる子どもに育つということなのです。

引用:“幼少期の住環境や植物を育てた経験の有無と植物の好き嫌いとの関係”, 山本俊光, 森啓一郎, 松尾英輔, 2006, 人間・植物関係学会雑誌 6(1):41-46

 

生と死の理解と生命への優しさが育まれる

種の頃から丁寧に育てられ、キレイな満開となったお花も、やがては枯れてなくなってしまいます。

子どもは、お花の成長と枯れゆく過程を間近で見ることで、生命の始まりと終わり、そしてその大切さや儚さを学びます。

適切なお手入れをしないと、すぐに弱ってしまうことを体験することで、子どもは生命は大切に守られないといけないと学んでいくのです。

 

探究心と知的好奇心が刺激される

お花の成長を観察していると、植物の特徴やお花の性格について疑問を持ち、子どもたちの探求心や好奇心が刺激を受けます。

大人も「お花綺麗だね」だけでなく、

  • お花はどうしていい香りなのかな?
  • どうして紫陽花は色が変わるのかな?
  • お花に水をあげるのはなんでだろう?

のように、疑問を投げかけると、自分で考えるきっかけになりますよ。

花育は子どもたちの心の成長を豊かにしてくれるだけでなく、多様な価値観や思考の幅を広げる手助けにもなります。ぜひ生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

家庭での花育の取り入れ方

家の外での活動ではなく、家庭で花育を取り入れる方法はないの?と疑問に思われるかもしれませんが、案外、手軽にできます。

家庭での花育は、上記で解説したような効果に加えて、子どもたちとパパ・ママとの絆が深まることや、何気ない日常生活がもっと楽しく豊かになる効果も期待できますよ。

それでは、家庭での花育の取り入れ方をみていきましょう。

 

お花を一緒に選ぶ

まずは、一番手軽にできる花育から始めてみましょう。

それは、近くの花屋さんやスーパーなどで、子どもと一緒にお花を選ぶだけ。どの花にするか、なぜその花を選ぶのかを話し合うことで、子どもの好みや興味、関心を知ることができます。もしくは、子どもに問いかけることで、「自分に意見を求められているんだ」と、ちょっぴり大人になった気持ちになるかもしれません。

 

お家での花の手入れ

花を家に持ち帰ったら、一緒に水あげをしたり、茎を切って花瓶に生けるなど、一緒に手を動かして手入れをしましょう。

子どもと一緒にお花を手入れすることで、お花の手入れの方法を知るだけでなく、植物へのケアの大切さを少しずつ分かるようになっていきます。

「水をあげないと、お花が少し元気ないね」
「こうやって水あげをすると、お花が長生きできるんだよ」

お花のお手入れをするときに、子どもにこのような感じで丁寧に説明すると、より理解が深まっていきますよ。

 

花を植える

切花ではなく、庭やベランダ、室内のプランターで花を植えることも花育のひとつです。

実際に土を触ることで、植物を自分の手でお世話していることを実感できますし、何より自然との繋がりを感じられます。

お花が元気に育つように水やりをしたり、日々の成長の様子を観察することで、生命の大切さを学び、子ども自身が植物を育てた体験を得られます。

 

花の成長日記をつける

子どもに、植えた花や家に飾った花の成長や変化を日記に書くのを提案してもよいでしょう。花の様子や見た目を、絵や文章で表現することで、観察力や表現力が養われます。夏休みの自由研究のテーマにしてもよいかもしれませんね。

 

お花の定期便を利用する

お花を定期的に買ってきたり、手間のかかるお花の世話をしていくのは、大人でも大変なこと。

お花の定期便なら、1回数百円〜程度のお手頃な出費で、定期的にお花が自宅まで届けられます。

例えば、週に1度、3種類くらいの生花のアレンジが宅配便で届けられるような定期便を利用すれば、お花がしおれてきた頃に新鮮なお花に変えられます。

毎週や毎月、そのときの旬なお花を家に飾れるので、子どもとの会話のきっかけにもなるでしょう。お花が好きになった子どもなら、毎週新しいお花が届くのが、どんなに楽しみなことでしょう。

お花の定期便にはさまざまなサービスがあるので、どれにするといいか迷う方も多いです。コスパや品質で、おすすめの業者をピックアップしているので、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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花育のねらいは子どもの知育、そしてお花を楽しむこと!

この記事で説明してきたように、花育は、お花を通じて子どもたちの感性や好奇心を育む、教育のひとつです。家庭でもカンタンに取り入れることができ、知育のひとつにもなりますし、何より親子の絆を深めるための方法のひとつでもあります。お花一つで、子どもの成長につながって、家族の生活が豊かに変わるなんて、すごいですよね。

子どもは、お花に触れることで、自然の大切さや生命の尊さを学び、感性や探究心も豊かになります。でも、お花が家庭にあるだけで、明るい雰囲気になり、気分も少し晴れやかになった気がします。子どもと「花育をしなくっちゃ」と身構えるのではなく、お花との生活を楽しむくらいの気持ちで十分なんです。

この機会に、花育を家庭に取り入れて、その効果を体験してみてください。子どもの成長とともに、お花との楽しい時間を共有していきませんか?

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