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子育て世代におすすめの移住先ランキング「子育て支援・支援金が手厚い自治体ベスト10」

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家族の未来マップ 住宅部

建築士、宅建士(宅地建物取引主任者)、インテリアコーディネーターの資格保有者がライターとして執筆。一部の記事は一級建築士またはファイナンシャルプランナー(FP)による監修を経ており、正確な情報発信を徹底しています。子育て世帯のママやパパの住まい選び、お家づくりの参考になる記事を日々制作中。

子育て世代が移住を考えるときに気になるのは、自治体の支援制度ではないでしょうか? 今回は全国の自治体を調査し、子育て支援や移住支援がとくに手厚い自治体ベスト10をランキング形式でご紹介します。

ランキングの基準は、以下の5つの項目の充実度を5点満点で評価しました。

  • 経済的支援(給付金や助成金の内容)
  • 保育サービス(保育料や給食など)
  • 子育て環境(周辺の施設)
  • 教育環境(教育費助成や教育方針)
  • 移住支援(引っ越し補助や定住促進策)

さらに、各自治体が実施しているユニークな取り組みもご紹介します。

また、移住後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためのチェックポイントも解説しています。

理想の移住を実現するために、あなたにぴったりの自治体を見つけてください!

 

第1位 大分県 豊後高田市(九州地方)

画像引用:豊後高田市公式ホームページ

総合 25点
経済的支援 5点 妊娠・出産各5万円、医療費無料、入学祝い金など
保育サービス 5点 保育料完全無料、給食費無料
子育て環境 5点 無料子育て支援拠点を市内4か所に設置
教育環境 5点 無料市営塾、県立高田高校授業料無料
移住支援 5点 最大300万円の移住支援

全国トップレベルの子育て支援を本気で目指す豊後高田市。妊娠から大学進学まで切れ目のない支援が充実しています。

妊娠時と出産時にはそれぞれ5万円、小・中・高校の入学時にも5万円のお祝い金が支給されます。医療面では、妊婦健診14回分の助成に加え、妊産婦さんは病気やケガの診察も無料。お子さんの医療費も高校生まで無料で、令和6年7月からは入院時の食事代も無料になります。また、保育料、幼稚園の授業料、給食費もすべて無料です。

教育面では、幼児から中学生まで利用できる無料の市営塾「学びの21世紀塾」と、高校生向けの無料公設民営塾「うみね」を運営。「地方は教育環境が整っていないのでは?」という不安も解消してくれます。県外からの移住を考える子育て世代には、最大300万円の引っ越し支援金も用意。教育から経済支援まで「本気の支援」を実感できる街と言えるでしょう。

【参考】豊後高田市公式ホームページ
全国トップレベルの子育て支援を「本気」で目指しています!!
豊後高田市移住支援金の交付について

 

第2位 福島県 南相馬市(東北地方)

画像引用:南相馬市公式ホームページ

総合 24点
経済的支援 5点 18歳まで医療費無料、大学生年間48万円給付
保育サービス 5点 保育料無料、一時預かり充実
子育て環境 5点 8つの遊び場施設
教育環境 4点 特色ある英語教育
移住支援 5点 最大200万円の移住支援、移住体験制度

子育て支援の内容を決めるとき、まず子どもたちや保護者の声を聞く南相馬市。そんな丁寧な姿勢から生まれた支援制度が子育て世代の暮らしを支えています。

医療費は18歳まで無料、保育料は所得に関係なく無料、給食費も15歳まで無料と、経済面での支援が充実。さらに、不妊治療から不育症までの費用サポートもあり、赤ちゃんを望む家庭を応援しています。

遊び場が充実しているのも南相馬市ならでは。屋外の芝生公園やボルダリング、エア遊具のある屋内遊び場など、8つの施設が遊び放題。教育面では、元イェール大学助教授をアドバイザーに迎えた英語教育や、無料の英検受験を実施しています。また、大学生には年間48万円の就学支援金もあり、大きなお金がかかる時期をしっかりフォローしてくれます。

県外からの移住を考える方には、最大200万円の支援金に加え、お試し移住の交通費、宿泊費も補助。子育て世代の夢を街全体でかなえてくれる自治体です。

【参考】南相馬市公式ホームページ
南相馬市はこども・子育てを本気で応援します

 

第3位 北海道 鹿部町

画像引用:鹿部町公式ホームページ

総合 23点
経済的支援 5点 出産から大学までトータルで支援
保育サービス 5点 保育料、教材費・給食費、制服代無償
子育て環境 5点 体育館、温水プール等充実
教育環境 4点 修学旅行代無償等
移住支援 4点 支援金制度、移住体験制度あり

子育ての負担を実質ゼロにしたい!そんな想いを込めた「未来きらきらプラン」を実施する鹿部町。お金の心配がグッと減るのが鹿部町の魅力です。

出産や検診、不妊治療の費用助成はもちろん、小、中学校では教材費、給食費、制服代、修学旅行代まですべて無償。中学・高校の卒業時にはそれぞれ10万円のお祝い金も。さらに高校生には毎月1万5,000円の支援金が3年間支給されます。

休日は、家族みんなで楽しめる場所がいっぱい!総合体育館や多目的グラウンド、桜の美しい鹿部公園にはアスレチックも。温水プールは町民なら無料で利用できますよ。

東京圏からの移住を考えている方には支援金制度も用意されています。移住体験もできるので、どんな街か気になる方は、ぜひ参画してみてくださいね。

【参考】鹿部町公式ホームページ
未来きらきらプラン
鹿部町移住支援金(UIJターン新規就業支援事業)
鹿部町ちょっと暮らし事業 体験者募集!

 

第4位 茨城県 境町(関東地方)

画像引用:境町公式ホームページ

総合 22点
経済的支援 4点 20歳まで医療費無料、第3子お祝い金最大50万円
保育サービス 5点 0〜2歳児の第2子以降保育料無料、産前産後のヘルパーサポート
子育て環境 4点 体育館、温水プール等充実
教育環境 5点 先進英語教育、修学旅行代無償
移住支援 4点 家賃補助、住宅購入支援、移住体験制度

「子育て支援日本一」を目指す熱い想いが実を結び、「日本子育て支援大賞2022」を受賞した境町。高速バスで東京駅まで90分、王子駅まで55分という便利な立地も魅力です。

注目したいのは医療費の助成です。境町では20歳の学生までが無料。全国的に15〜18歳までの助成が多いなか、手厚い支援が提供されています。また、第2子以降の保育料と給食費も無料。さらに第3子以降の出産時には最大50万円のお祝い金が支給されるなど、ママの味方になってくれる支援がいっぱいです。

教育環境も整っており、とくに力を入れているのが英語教育。小、中学校には複数の外国人の先生が常駐し、ハワイ・ホノルルへのホームステイが無料!また、英検の受験料も年1回無料で、中学3年生の英検3級以上の取得率は全国平均の倍近くという成果が出ています。

移住される方への支援も充実。子育て世帯には家賃補助が年間最大36万円、住宅購入で50万円の補助が受けられます。未来に向かって、しっかり応援してくれる街です。

【参考】境町公式ホームページ
「茨城県境町は子育て支援日本一を目指しています!英語移住しませんか?」
第3回日本子育て支援大賞「自治体部門」

茨城県で子育てしやすい市町村おすすめ4選・地域別の支援制度も詳しく解説

近年、子育て環境の充実度で高い評価を得ている茨城県。都心への通勤圏内でありながら、豊かな自然と充実した生活インフラを兼ね備え、多くの子育て世帯から注目を集めています。 今回は、とくに子育て環境が充実し ...

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第5位 千葉県 多古町(関東地方)

画像引用:多古町公式ホームページ

総合 22点
経済的支援 5点 第3子お祝い金100万円相当、大学まで医療費無料
保育サービス 5点 夜7時まで開園、給食、通園バス無料
子育て環境 4点 公立病院の病児保育
教育環境 4点 英語教育、キャリア教育、ゴルフ活動
移住支援 4点 奨励金を交付

ミキハウス子育て総研の「地方への移住促進プロジェクト」に参画し、子育てしやすい自治体を目指す多古町。成田空港に近く、上野駅から約1時間、東京駅からは高速バスで約100分という好アクセスが魅力です。テレワークにも対応できる光ファイバー網やコワーキングスペースも整備されています。

子育て支援は出産時から始まる手厚いサポートが特徴です。赤ちゃんが生まれたら、第1子、第2子は10万円、第3子以降は100万円相当の出産祝い金と商品券が支給されます。チャイルドシートの購入補助や予防接種の助成も充実。さらに、子ども園は夜7時まで開園、無料の通園バスで働くママへの支援も万全です。また、医療費は千葉県内で初めて大学生まで無料になりました。

移住を考える子育て世代には、町内に定住する目的での新しい土地と住宅の取得に奨励金も用意されています。

【参考】
多古町公式ホームページ「多古町の子育て支援制度」
ミキハウス子育て総研公式ホームページ「ハッピー・ノート・ドットコム」千葉県 多古町(2021年春号)

 

第6位 兵庫県 明石市(関西地方)

画像引用:あかし子育て支援ナビ

総合 21点
経済的支援 4点 高校3年生まで医療費無料
保育サービス 5点 第2子以降保育料無料
子育て環境 5点 公共施設入場料無料
教育環境 4点 少人数学級
移住支援 3点

「こどもを核としたまちづくり」を掲げる明石市は、子育て家庭の暮らしをトータルでサポートしています。

高校3年生までの医療費が無料、第2子以降の保育料が無料、中学校の給食費も無料と、家計の負担を軽減する支援が充実。さらに、0歳児を育てるご家庭には、毎月子育て用品を宅配するサービスで忙しいママをサポートします。

教育面では、小学1年生は30人以下、中学1年生は35人以下の少人数学級を実現し、きめ細やかな指導を提供。天文科学館や海浜プールなど、市内4つの公共施設で子どもの入場料が無料になるなど、家族で楽しめる施設も充実しています。

【参考】明石市公式ホームページ「こんなに充実!明石の子育て

 

第7位 栃木県 宇都宮市(関東地方)

画像引用:宇都宮公式ホームページ

総合 20点
経済的支援 4点 高校3年生まで医療費無料
保育サービス 4点 7年連続待機児童ゼロ
子育て環境 4点 公園充実、文化施設
教育環境 4点 市内に大学、専門学校
移住支援 4点 新幹線通学補助等

東京駅から新幹線で最短48分。自然豊かな環境でのびのび子育てができ、便利な暮らしもかなう宇都宮市は、日経xwoman(クロスウーマン)と日本経済新聞社が調査した「共働き子育てしやすい街ランキング2023」で全国第2位を獲得しました。

働くパパ、ママへの支援が充実しているのが宇都宮市の特徴。7年連続で待機児童ゼロを達成し、病児保育の送迎サービスや放課後児童クラブも完備しています。医療費は高校3年生まで無償で、不妊治療費や育児用品購入費用の補助もあります。

子育て環境も魅力的です。1㎢圏内に約3.2か所の公園があり、宇都宮動物園や美術館など、子どもの感性を育む施設も充実しています。また、東京圏への通学には新幹線定期券購入費の補助も実施。若い夫婦や子育て世帯への住宅支援も整い、便利で暮らしやすい街づくりを進めています。

 

【参考】宇都宮公式ホームページ
これからを楽しむ人のまち。宇都宮
宇都宮市 支援制度
日経xwoman(クロスウーマン)「共働き子育てしやすい街ランキング2023」

 

第8位 岡山県 奈義町(中国地方)

画像引用:奈義町公式ホームページ

総合 20点
経済的支援 5点 不妊治療5年間助成、出産祝い金10万円、高校生年間24万円の就学支援金
保育サービス 5点 0~2歳児保育料半額、第2子半額、第3子以降は免除
子育て環境 3点 親子が集える広場「なぎチャイルドホーム」など
教育環境 4点 小中学校教材費無償、独自の英語教育の提供
移住支援 3点 新築・リフォーム20~50万円補助

「子どもたちの夢と希望を育てたい」そんな想いを込めた子育て応援宣言のもと、きめ細やかな支援をおこなう奈義町。赤ちゃんを授かりたいご家庭には、不妊治療費を年20万円まで5年間助成。赤ちゃんが生まれたら10万円のお祝い金も支給しています。

0~2歳児の保育料は国の基準の半額で、第2子は半額、第3子以降は無料です。また、保育園に通わず、自宅で子どもを養育している家庭には、児童一人につき月額15,000円を支給する在宅育児支援手当も。

さらに、チャイルドシートやベビーベッドを月額100円で借りられるサービスや、乳幼児には毎月無料で虫歯予防のフッ素塗布もおこなっています。

移住支援も手厚く、新築やリフォームには20~50万円の補助も。子どもたちの笑顔を地域ぐるみで支える温かな街づくりを進めています。

【参考】奈義町公式ホームページ
子育て・教育・文化「奈義町子育て応援宣言」
暮らしの情報「新築住宅・住宅リフォーム・空家購入等補助金について」

 

第9位 徳島県 鳴門市(四国地方)

画像引用:鳴門市公式ホームページ

総合 19点
経済的支援 4点 新生児1人10万円、おむつ、ミルク無償宅配
保育サービス 5点 0歳から保育料完全無償化
子育て環境 3点 子育て支援や子どもと遊べるスポットが充実
教育環境 3点 新1年生軽量リュック無償提供
移住支援 4点 移住支援最大100万円+子ども1人100万円加算、ママビヤセミナー

「なるとまるごと子育て応援パッケージ」という名前の通り、子育て家庭をトータルでサポートする鳴門市。10万円の出産祝い金に加え、不妊治療や多胎妊婦さんの健診支援も充実しています。

鳴門市独自の子育て支援は、0~2歳児のいる家庭へのおむつ、粉ミルクの無料宅配サービスや、寝かしつけをサポートするアプリ「ねんねナビ」の提供。アプリの利用者は、約9割が眠りの改善を実感しています。

また、新1年生への軽量リュック無償提供や、働きたいママのための「ママビヤ」セミナーなど、きめ細やかな支援も。

東京圏からの移住には、家族の人数に応じて最大100万円の支援金を支給。18歳未満の子ども1人につき100万円が加算され、子育て世代の新生活をしっかりとバックアップします。

【参考】鳴門市公式ホームページ
なるとまるごと子育て応援パッケージ
渦潮の国 鳴門「鳴門の子育て」
移住支援制度について

 

第10位 鳥取県 鳥取市(中国地方)

画像引用:鳥取市観光サイト

総合 18点
経済的支援 4点 妊娠・出産時各5万円、高校通学費用助成
保育サービス 4点 保育料無償、延長・休日保育充実
子育て環境 3点 ベビーカー無料貸出、子育て支援カード
教育環境 3点
移住支援 3点 移住支援100万円

「子育て王国」を掲げる鳥取県のなかでも、とくに子育て環境が充実しているのが鳥取市。2020年には宝島社「田舎暮らしの本」が開催したランキングで「子育て世帯が住みたい田舎部門」で全国第1位に輝きました。

妊娠、出産時にはそれぞれ5万円の応援給付金が。産後も検診から乳児検診、予防接種まで費用助成があるので安心です。保育料は無償で、働くパパ、ママのために延長保育や一時預かり、休日保育など、多彩な保育サービスも。高校生の通学費用助成もうれしいポイントです。

お得な子育て支援カードも発行しています。協賛店舗で割引サービスが受けられるほか、市内でベビーカーを無料で借りられます。子育てアプリ「とっとり市子育て応援サイト」では、予防接種の予定日などをプッシュ通知してくれるので、忙しいママの強い味方に。

東京圏からの移住なら、2人以上の世帯で100万円の支援金もあります。若い夫婦や子育て世帯への奨励金もあり、新しい暮らしの一歩を応援してくれる温かな街です。

【参考】鳥取市公式ホームページ
鳥取市の子育て支援
鳥取市移住定住ポータルサイト とっとりコネクト「学校・子育ては?」

 

子育て世帯が移住を考えるときに後悔しないためのポイント

「豊かな自然のなかでのびのび子育て」「生活コストを抑えてゆとりある暮らし」

田舎暮らしの魅力は尽きませんが、実際に移住を考えるときは、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。

 

予想外の出費をチェック

  • 自家用車の購入・維持費(家族の人数によっては2台必要なことも)
  • ガソリン代(買い物、通院、習い事など移動距離が長い)
  • 寒冷地の場合、暖房費が都会の2~3倍かかることも

 

医療体制はとくに要確認

  • 病院の数と場所
  • 休日診療、夜間救急の受け入れ体制
  • かかりつけ医になれる小児科医

事前の情報収集はもちろん、現地に足を運んで確認するのがおすすめです。医療機関までの所要時間や、買い物などの生活動線を自分の目で見ると、より現実的な暮らしのイメージがわいてきます。理想の田舎暮らしを実現させるために、しっかり準備を整えましょう。

 

支援制度を活用すればゆとりをもってマイホームも実現できる

今回は、子育て世代におすすめの支援制度が充実した移住先ランキングベスト10をご紹介しました。手厚いサポートを受けられる自治体を選ぶことで、子育てにともなう経済的な不安を大きく軽減できます。また、移住支援制度を活用すれば、都会よりも少ない負担でマイホームの夢を実現できそうです。

ただし、これらの制度には年齢や取得額などの条件があります。希望する支援を確実に受けられるよう、自治体の公式サイトや窓口で確認しておきましょう。

※今回ご紹介した各自治体の支援制度は、2024年11月時点で調査したものです。

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