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世田谷区でファミリーが住みやすい駅4選!実際に暮らしやすい理由を解説

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家族の未来マップ 住宅部

建築士、宅建士(宅地建物取引主任者)、インテリアコーディネーターの資格保有者がライターとして執筆。一部の記事は一級建築士またはファイナンシャルプランナー(FP)による監修を経ており、正確な情報発信を徹底しています。子育て世帯のママやパパの住まい選び、お家づくりの参考になる記事を日々制作中。

東京都の中で子育てがしやすく、ファミリーが暮らしやすい街といえば、最初に世田谷区を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

過去には、待機児童が1,000人を超える年があるなど、子育てをする上で社会問題になるほど、深刻な課題を抱えていた時期もありました。しかし現在では、街全体での取り組みが実を結び、子育てがしやすい環境が整ってきています。

もともと豊かな自然環境と都心へのアクセスの良さを兼ね備えた世田谷区は、東京23区の中でも子育て世帯から高く評価される街となっています。

今回は、子どもの成長を支える世田谷区の魅力を詳しく紹介します。

東京の子育てしやすい街ランキング6選!教育・治安・支援でファミリーの住みやすさを解説

東京都は日本の首都で、思いつくだけでも渋谷・新宿・銀座・丸の内・池袋など「都会の街」があります。人が多く、都会の騒がしさがあるイメージから、ファミリーが暮らす街としては少し生活しづらいイメージがあるか ...

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データで見る世田谷区ってどんな街?

主な項目 世田谷区の実数 備考
面積 約58km² 東京23区で2位
人口 約94万人 東京23区で1位
小児科数 226医療機関(※1)
公園 583カ所(※2) 市民緑地など含む
高等学校 38校 東京23区で1位

世田谷区は東京23区で最も人口が多く、2番目に広い面積があります。

教育機関も充実しており、特に高等学校は38校と、23区内で最多を誇ります。

また、小児科医療機関も226施設(記事執筆時点)と数が多く、子育て世帯のニーズに応える体制が整っているといえるでしょう。

参考:
※1:地域医療情報システム(JMAP)
※2:世田谷区都市公園等調書

 

世田谷区がファミリーに向いている理由と特徴

世田谷区がファミリーにとって住みやすい街とされる理由には、以下のようなものがあります。

  • 小児科など医療機関が充実していて安心できる
  • 世田谷区による独自の子育て支援制度が充実している
  • 待機児童が少なく、都内23区だけど保育園を選択できる!
  • 世田谷区の治安は良い!犯罪発生率は大きく低下中

医療機関が充実し、子育て支援制度も豊富で、保育園の選択肢も多く、さらに治安も良好です。

このような環境が整っているため、世田谷区は子育てを考えるファミリーから高い評価を受けていると言えます。

 

小児科など医療機関が充実していて安心できる

世田谷区には小児科が226箇所(記事時点)もあり、区の総面積58㎢から計算すると、約0.25㎢に1つの小児科が存在する計算となります。

特筆すべきは、病床数490を誇る国立研究開発法人 国立成育医療研究センターの存在です。

このセンターは医療機関と研究施設が一体となっており、子どもと妊娠している女性の検診を主として行っています。さらに、小児難病に対する研究実績も豊富で、最先端の医療を提供している点も見逃せないポイントです。

小児科の数が多いということは、子どもに合う「良い医師に出会える」可能性が高まるメリットがあります。

また、患者が分散されることにより、待ち時間の短縮や待合室などでの2次感染リスクも抑えられます。子どもは頻繁に病気になりがちなので、病院がすぐそばにあるのは大きなメリットです

 

世田谷区による独自の子育て支援制度が充実している

世田谷区は子育て世代のファミリーが暮らしやすい街となるべく、さまざまな子育て支援の施策を充実させてきました。

たとえば、0歳から就学前の子どもを持つ家庭を対象とした「せたがや子育て利用券」制度があり、保育や一時預かりなどのサービスに使える利用券を交付しています。

また、区内には充実した児童館ネットワークが整備されており、親子で安心して遊べる場所を提供しています。

世田谷区の子育て支援となる各種制度の詳細は、次項にて説明します。

 

待機児童が少なく、都内23区だけど保育園を選択できる!

2016年の待機児童数1,198人をピークに、毎年減少傾向にあった世田谷区は、2020年に待機児童0人を達成しました。この状態は2022年まで続き、街全体の取り組みの成果と言えます。

2023年には待機児童が10名発生していますが、要因は主に2つ考えられており、大きな問題ではないと考えられています。

1つ目は、世田谷区の子育て支援の充実によりファミリー層の転入が増加し、1歳児の人口が約100人増加したことです。その結果、保育園の1歳児クラスの数が一時的に足りなくなりました。

2つ目は、今までなら2歳まで育児休暇を取得していた家庭が、在宅ワークが増えて1歳で職場復帰し入園を希望するケースが増えたこと。世田谷区でも1歳児の入園申し込みが約7%増加しています。

これらの要因が重なり待機児童が再び発生しましたが、あくまで1歳児10人と少ない数です。以前のように、保育園に申し込んでも入れない状況から、今では保育園を選べる状況に改善されています。子育て世代にとって大きな進歩と言えるでしょう。

 

世田谷区の治安は良い!犯罪発生率は大きく低下中

警視庁が発表している「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」によると、2023年の東京23区内における犯罪件数TOP5は以下の通りです。

順位 自治体 犯罪件数 犯罪率

(犯罪件数÷人口)

1位 新宿区 5,537件 0.0158%
2位 江戸川区 4,289件 0.0061%
3位 足立区 4,222件 0.0060%
4位 世田谷区 4,084件 0.0043%
5位 大田区 3,851件 0.0051%

 

世田谷区は、23区内で犯罪件数が4位に位置しています。この数字だけを見ると治安が悪いように感じられますが、より重要なのは「人口に対する犯罪比率」です。

世田谷区のこの比率は0.0043%となっており、他のTOP5の自治体と比較しても低く、23区内でも良好な位置にあります。

人口が多くなると必ずしも「犯罪者」が増えるわけではなく、むしろ「犯罪被害」が増える傾向にあります。そのため、23区内で最も人口の多い世田谷区の犯罪件数が高くなるのは、ある意味で当然といえるでしょう。

さらに、世田谷警察署が発表している刑法犯の推移によると、2019年の1,369件から右肩下がりとなっており、2023年には956件まで減少しています。この改善は、世田谷区安全安心パトロールによる24時間体制での巡回など、安全安心なまちづくりの取り組みの効果と考えられます。

参考:警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数

 

世田谷区の子育て支援制度が充実している

過去には待機児童数No1という悪しき実績を持つ世田谷区は、2015年度に「子ども・子育て応援都市宣言」を行い、私立保育園の数を65園から203園に増加させています。

さらに、子どもたちを地域のみんなで育てていくという考えのもと、子育て支援制度にも注力しています。

制度名称 利用時期 概要
世田谷区出産費助成制度 出生時 出産児1人につき5万円を支給
子ども等医療費助成制度 0歳~18歳 高校卒業まで医療費無償
せたがや子育て利用券 産前~2歳 10,000円分のチケット支給
世田谷区バースデーサポート事業 1歳 デジタルギフト支給
ほっとステイ 1歳~6歳 未就学児の一時預かり
おでかけひろば 0歳~6歳 未就学児をもつ親子の交流

 

この他にも、相互支援により助け合える会員を対象とした「世田谷区ファミリー・サポート・センター事業」や、世田谷区が子育てに適していることを示す「子育て支援マンション認証制度」などの制度もあります。

 

世田谷区出産費助成制度

世田谷区では、出産時点で区内に住所があり、出産の日から1年以内の方を対象に、出産児1人につき5万円を支給する制度を実施しています。

この制度は、国の政策である出産育児一時金(現行55万円)と世田谷区での出産に伴う平均的な費用を比較し、不足が生じる可能性があることから導入されました。

この出産費助成制度により、出産の経済的な不安を少しでも減らすことができるので、これから妊娠・出産を予定しているファミリーにとっても魅力的です。

 

子ども等医療費助成制度

世田谷区では子どもの医療費助成制度を実施しており、18歳になった年の3月31日(高校卒業相当の年齢)まで、保険診療の自己負担分および入院時の食事の自己負担分が無償化されています。

つまり、高校を卒業するまでの期間、医療機関にかかる際の自己負担費用が原則として不要となります。

何かと病気にかかりやすい子どもの時期で、医療費の負担が大きく抑えられるので、家計の負担が減らせるのがメリットです。

※ただし、保険適用外の診療や薬剤等については、自己負担が発生する場合があります。

 

せたがや子育て利用券

世田谷区の健康づくり課で行う妊娠期面接後に1セットあたり額面10,000円の利用券「せたがや子育て利用券」が配布されます。使えるサービスには、タクシーやベビーシッターなどがあり、家族の状況に合わせて自由に使うことができます。

この利用券は、500円券(14枚)と100円券(30枚)になっていて、使いやすいです。

有効期限は配布月から2年間で、産前から利用可能なため、妊娠中の通院や出産後の買い物などの移動手段としても重宝するでしょう。

 

世田谷区バースデーサポート事業

2023年9月より世田谷区では「バースデーサポート事業」として、1歳の誕生日を迎える子どもがいる家庭を対象とした新たな子育て支援策を開始しました。

この取り組みの一環として、子育てに関するアンケートに回答した家庭には「子育て支援専用QUOカードPay」のデジタルギフトが配布されます。

支給額は子どもの出生順で以下の金額です。

  • 第1子:1万円
  • 第2子:2万円
  • 第3子以降:3万円

このデジタルギフトは育児用品の購入に使用でき、おむつなどの消耗品や衣類などを購入するときにも使えるので便利です。

 

ほっとステイ

世田谷区に住んでいる1歳以上の未就学児を対象とした一時預かりサービスです。

このサービスは、利用理由に特別な制限がありません。そのため、急用がある場合だけでなく、育児からの休養も目的として利用できるのがポイント。例えば、美容院や整体に行くなど、保護者がリフレッシュする時間をつくるのを支援する施設としても運用されています。

世田谷区内には、子育てステーション成城やほっとステイ「ぽっぽ」など、9カ所の施設があり、それぞれの施設には専任のスタッフが常駐しているため、安心して利用できる点が特徴です。

 

おでかけひろば

世田谷区では、子育て支援の一環として未就園児の親子が集える場所である「おでかけひろば」の開設・運営に注力しています。

この場所は、主に親子同士の交流や悩み相談の場として、また子育てに必要な健診や地域イベントなどの情報発信の拠点にもなっています。平日、週末ともに多くの親子でにぎわっています。

子育ては家の中と公園など限られた場所で行われがちですが、それだけでは世界が狭くなり、育児ノイローゼとも呼ばれる育児うつの原因になりかねません。

ちょっとした交流を通じて、自分だけが悩んでいるわけではないこと、いざというときに助けてもらえる環境があることを知るだけで安心できます。そうした環境を提供するのが、おでかけひろばの役割です。

イベントなど特別な日を除けば無料で利用でき、世田谷区内に現在9カ所ほど存在することから気軽に利用できる点も、子育て中のファミリーにとって魅力的です。

 

世田谷区からの交通アクセスは?都心への出勤も快適

東京都世田谷区は、渋谷駅や新宿駅まで1本で行けるなど、都心へアクセスしやすい駅が複数あり、通勤・通学にも最適なエリアです。

また、電車だけではなくバスの路線も充実しています。コミュニティバスの路線は10本ほど運行されていて、南北の移動もしやすくなっています。

たとえば、ファミリーに人気な二子玉川駅から主要な駅までの交通時間は以下のとおりです。

 

駅名 乗換回数 乗車時間
東京駅 1~2回 約35分
秋葉原駅 1回 約40分
池袋駅 1回 約30分
渋谷駅 0回 約10分
品川駅 1回 約25分
新宿駅 1回 約25分
豊洲駅 1回 約40分

 

二子玉川駅から、ほとんどの主要駅に対して1回の乗り換えでアクセスできます。

これらの特徴により、世田谷区は交通の利便性が高く、多様なニーズに対応できるエリアとなっています。

 

世田谷区でファミリーにおすすめの駅ランキング

順位 駅名 路線
第1位 二子玉川駅 東急田園都市線・東急大井町線
第2位 三軒茶屋駅 東急世田谷線・東急田園都市線
第3位 成城学園前駅 小田急電鉄小田原線
第4位 駒沢大学駅 東急電鉄田園都市線

 

世田谷区は交通アクセスが良好で、通勤・通学だけでなくプライベートで都心に行きたいときにも便利な立地となっています。

また、ファミリー層に人気の駅が多いため、安心して選ぶことができます。

今回は、特にファミリーが暮らしやすいと感じている代表的な駅を4つ紹介します。

その駅によって、雰囲気や空気感など、実際に訪れてみないと感じられないこともあるので、機会があればぜひ訪問してみるのもおすすめです。

 

第1位:二子玉川駅

ファミリー層に人気の世田谷区で、最も人気なのが二子玉川駅周辺です。

駅前には二子玉川ライズショッピングセンターや玉川高島屋といった大型商業施設がありますが、徒歩数分の距離には昔ながらの商店が立ち並ぶ二子玉川商店街もあります。そのため、買い物の利便性が高く、日常生活で困ることは少ないでしょう。

医療面では、駅の東西に複数の小児科があるほか、北側には日産厚生会玉川病院があり、充実しています。

また、東急田園都市線や大井町線が乗り入れており渋谷や自由が丘、大井町などの主要駅への交通アクセスも簡単なのもポイント。

さらに子育てに最適な自然環境も魅力的で、有名な二子玉川公園や多摩川河川敷をはじめ、さらには世田谷区で2番目に広い面積をもつ砧公園(きぬたこうえん)や、庭園を併設する岡本公園など、子どもがのびのび過ごせる場所も豊富です。

土地や家賃相場が高いのがネックですが、利便性と子どもが遊べる環境を両立している二子玉川駅周辺は、ファミリーに必要な要素を兼ね備えた「子育てに最高」な街といえるでしょう。

 

第2位:三軒茶屋駅

三軒茶屋駅は渋谷から4分という立地にありながら、都心すぎない雰囲気が人気です。

駅前には商業施設や飲食店も豊富にあり、さらに医療機関も充実しているため、生活に必要な施設は駅の周辺にそろっています。

特に「三角地帯」と呼ばれるエリアは古き良き昭和の趣を残しており、最近は少なくなった昔ながらの銭湯などがある点も魅力でしょう。

また、下北沢へ向かう茶沢通り沿いには、駅前から離れた位置に三軒茶屋銀座商店街があり、おしゃれなイメージの強い駅前とは対照的な雰囲気を持っています。

下高井戸駅と結ぶ東急世田谷線の始発駅であり、渋谷までは東急田園都市線で2駅と交通アクセスも良好です。

ランニングにおすすめな烏山川緑道、その先にある「したのやばし公園」のほか、世田谷区内で一番大きな面積をもつ世田谷公園があり、子どもが体を動かして遊べる環境も充実しています。

さらに、徒歩6分の距離にはスタッフが常駐している子育て支援施設「おでかけひろばSHIP」があり、未就学児の子どもを持つ親の交流や支援、悩みの相談などが可能な点は、子育て世代に嬉しいポイントです。

テレビでも取り上げられるおしゃれさと、昭和の趣が漂う古き良き町並み、そして充実した子育て環境を併せ持つ街。それが三軒茶屋駅周辺です。

 

第3位:成城学園前駅

成城学園前駅は、高級志向のスーパー「成城石井」のように、セレブの街というイメージがあるかもしれません。しかし実際には、高級住宅街だけではなくファミリー向け、成城大学の学生向けなど、多様な生活に対応した住みやすい街となっています。

駅前にはケンタッキーや松屋などの庶民的なチェーン店もあり、必ずしも生活感がない街というわけではありません。Odakyu OXなどのスーパーや医療機関も充実しており、成城みつ池緑地などの緑地・公園も随所にあります。世田谷区の中でも特に治安が良いことも特筆すべき点です。

また、駅前の商業施設「成城コルティ」には、「子育てステーション成城」があり、保育園や一時預かり施設、親子の交流スペースを備えた複合施設として、子育て世帯を支援しています。

交通面では、小田急小田原線が通っており新宿駅まで乗り換え不要です。また渋谷駅も1回の乗り換えにより約20分でアクセスできるなど利便性も申し分がありません。

このように成城学園前駅周辺は、セレブだけの街ではなく、ファミリーにもおすすめのエリアだといえるでしょう。

 

第4位:駒沢大学駅

駒沢大学駅は幹線道路沿いに位置し、駅周辺には豊富な飲食店があります。子ども連れでも利用しやすいカフェも多く、家族での外食やおやつタイムを楽しめることでしょう。駅周辺の生活環境も充実しており、マルエツ、西友、まいばすけっとなどのスーパーマーケットや、小児科などの医療施設がそろっています。

このように幹線道路沿いはにぎやかですが、一歩路地に入ると閑静な住宅街が広がり、商業地と住宅地のバランスが取れているのが大きな特徴です。

交通面では、東急田園都市線が利用できるため渋谷や三軒茶屋へのアクセスが便利です。他の都心部へは乗り換えが必要ですが、充実したバス路線や環状七号線へのアクセスの良さから、車での移動をメインとする方も多く存在しています。

駅の南側には約41万㎡と広大な駒沢オリンピック公園があります。1964年の東京オリンピック会場としても使用された歴史ある公園で、遊具や運動施設が充実し、子どもたちの遊び場として人気です。

また、駒沢大学のお膝元であることからか教育環境の評価も高く、特に公立の小中学校のレベルの高さはファミリー層に支持されています。

駒沢大学駅は駅名からも大学生の街というイメージがありますが、実際には世田谷区でも有数のファミリー向けの住みやすい街として知られています。

 

世田谷区の物件価格相場

子育ての街として人気を博している世田谷区ですが、東京都が定める基準地価は下落傾向にあります。これは近年、都心部が高く評価される傾向にあり、相対的に郊外が低くなることの影響が少なからず、発生していると推測されます。

また鑑定評価書を見ると利便性に言及されることが多く見受けられます。

特に最寄り駅まで、少し距離のある地域に対しての下落理由とされることが多く、通勤・通学に対して意識している点と「今までが高かった」ことも考えられるでしょう。

一方で、在宅ワークの浸透などにより通勤の優先順位は低下しています。

そのため基準地価は下落しているが不動産価格は上昇するという逆転現象が起きている点も、昨今の大きな特徴の1つです。

 

新築・中古マンション価格相場

世田谷区の新築マンションの価格相場は、1㎡あたり約100万円~200万円程度であり、一般的な3LDK(70㎡)に換算すると、7,000万円~1億4,000万円以上となります。

世田谷区内でも立地によって価格は大きく変動し、駅近や人気エリアではさらに高額になる傾向があります。

特に二子玉川や成城学園前などの高級住宅地では、1㎡あたり200万円を超えるケースも珍しくありません。

ただし新築マンションの相場は、売主が大手不動産会社(デベロッパー)であり、基本的に売り出し価格のみが公表される点から、実売価格が見えにくいという特徴があります。

一方、中古マンションの売主は主に個人であるため、実売価格に近い数字を把握しやすくなっており、相場は1㎡あたり80万円~120万円程度と考えられます。

ただし、中古マンションも築年数や使用状況により価格が大きく変動するため、これらの数字はあくまで目安として捉えるべきでしょう。

 

土地価格相場

世田谷区の土地価格は、1平米あたり70万円~100万円程度と考えられます。

新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた頃から、「働き方改革」や「おうち時間」という言葉が注目されるようになり、これに伴い土地価格は上昇傾向にあります。

世田谷区も例外ではなく、2010年と比較すると土地価格は15%以上上昇しており、資産価値の面でも高く評価されています。

この上昇傾向は今後もしばらく続くと予想され、マンションや戸建ての建築・販売動向にも大きな影響を与えることが予想されます。

 

世田谷区はファミリーにオススメ!

東京23区の中でも世田谷区がファミリーから高い評価を受けている理由を解説しました。

独自の子育て支援策が充実している点や、保育園の待機児童が解消された点など、自治体が子育てしやすい街を目指してきた効果が如実に現れています。医療や教育など、子育てに必要な環境が揃っているといえるでしょう。

また、高級住宅街だけでなく、学生が暮らしやすい庶民的な住宅街も存在するなど、立地によりさまざまな特徴を見せるのも世田谷区の魅力の一つです。

総じて、ファミリーが暮らしやすい街である世田谷区は、子育てを検討する家庭や子育て中の家庭におすすめだといえます。

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