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関西でファミリーが住みやすい街6+1選!子育て世帯への支援が手厚い市町村を解説

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家族の未来マップ 住宅部

建築士、宅建士(宅地建物取引主任者)、インテリアコーディネーターの資格保有者がライターとして執筆。一部の記事は一級建築士またはファイナンシャルプランナー(FP)による監修を経ており、正確な情報発信を徹底しています。子育て世帯のママやパパの住まい選び、お家づくりの参考になる記事を日々制作中。

関西は、豊かな自然と都市機能が調和し、古都の風情と現代的な施設が共存する魅力的な地域です。教育や医療の体制が整っていることに加え、USJやレゴランドといった子どもが楽しめる施設も近く、子育て世代が暮らしやすい地域も多いです。

しかし、大阪市内や神戸市内など都心部では人口も多く「子育て環境が十分なのだろうか?」と不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、医療費のサポートや待機児童の状況、教育環境など、子育て世帯の暮らしに関わる最新データをもとに、子育てに適した街をランキング形式でご紹介していきます。

大阪中心部から30分~1時間圏内で、比較的お手頃な生活費の街をピックアップしました。新しい街選びのヒントとして、ぜひご活用ください。

 

関西はファミリーにおすすめの街が多い

関西エリアでは、奈良や京都の歴史ある雰囲気と、大阪・神戸の都会的な機能が見事に調和しています。子育て世帯が家族で暮らすのにぴったりな街がたくさんあります。

関西の都市部では、教育施設や病院が充実しているのはもちろんのこと、そこにUSJやレゴランドといった大型テーマパークも加わり、子どもの成長に合わせた環境が整っているのが特徴です。東京圏と比べて比較的お手頃な家賃や物価も魅力です。

また、交通の便も抜群で、大阪中心部からから滋賀・京都・奈良・兵庫までは電車で30分ほど。和歌山へも1時間程度で行けるので、手軽に日帰り旅行にも行きやすいです。

関西は「人情の街」とも呼ばれ、困っている人を自然と助け合う文化が根付いています。「おせっかい」と言われるほど温かい人々に囲まれて、子育て中の家族も安心して過ごせます。

このように、子育てに優しい環境から、多くの子育て世帯が関西での暮らしを選んでいます。

 

そもそもファミリーが住みやすい街とは?

子育て世帯が「住みやすい」と感じる街には、いくつかの共通点があります。例えば、緑豊かな公園で子どもが元気に遊べる環境と、スーパーや病院などの便利な施設が両立している場所が人気です。

子育ての安心感を支えるのは、24時間体制の小児救急や相談窓口、自治体の子育て支援制度の充実度です。また、防犯カメラの設置や事故の少なさなど、治安の良さも大切なポイントですね。

最近では共働き家庭が増えていますので、待機児童の少ない保育園や、質の高い教育環境を重視する方も多いです。このように、子育て世帯が住む街を選ぶ際は、遊び場や施設の充実度だけでなく、支援体制や安全面にも目を向けることをおすすめします。

 

治安や環境が良い

治安と自然環境は、お子さまの成長に大きく影響する大切な要素です。街の雰囲気が落ち着いていれば、親も子どもも安心して外遊びを楽しめます。緑豊かな環境があれば、子どもたちは伸び伸びと遊びながら、豊かな感性を育むことができます。

これらの環境は、一度失われてしまうと取り戻すことは難しいものです。最近では公園でも「野球禁止」「キャッチボール禁止」といった制限が増えており、新しい遊び場の確保も簡単ではありません。そのため、住まい選びの際は、今ある環境がどのようなものか、しっかりと確認することをおすすめします。

 

子育て支援が充実している

近年、各自治体は特色ある子育て支援を展開しており、その充実度が子育て世帯の転入に大きく影響しています。

支援の内容は幅広く、出産・子育てにかかる費用の助成から、保育所の整備、一時預かりサービスまでさまざまです。医療費の補助や子育て相談窓口の設置も、子育て世帯には心強い支援といえますね。

また、出産前後のケアはもちろん、同じように子育てをする親同士が交流できる場づくりも大切な支援の一つです。新しい環境での子育ては不安も多いものですが、こうしたコミュニティがあれば心強いものです。

このように、自治体による支援の内容は、これからの暮らしを左右する重要なポイントとなります。住まい選びの際は、ぜひチェックしてみましょう。

 

待機児童が少なく、学業に力を入れている

待機児童の問題は、共働き世帯が増える中で大きな課題となっています。保育所に入れないために職場復帰を遅らせたり、仕事を辞めざるを得ないケースも。保育所の数はもちろん、定員数や保育士の充実度なども、子育て環境を左右する重要な要素です。

教育面では、小学3年生からの英語必修化やプログラミング授業の導入など、新しい時代に対応した取り組みが始まっています。ただし、タブレットの導入状況や活用方法は地域によって大きく異なります。また、少人数制やアクティブラーニングなど、授業の進め方も学校や地域ごとに特色があります。

このように、学校のIT環境や教育方針は自治体によって違いがあるため、お子さんの学習スタイルに合った環境かどうかも、街選びの際の大切なチェックポイントとなります。

 

ファミリーにおすすめしたい自治体TOP6+1

関西においてファミリーに人気な自治体は以下のとおりです。

順位 自治体 おすすめのポイント
第1位 奈良県葛城市 豊かな自然と充実した子育て支援が魅力のベッドタウン!
第2位 大阪府箕面市 子育てしやすさ日本一を掲げる大阪屈指の環境が魅力!
第3位 大阪府茨木市 イベントが豊富で刺激的!医療・公園なども申し分なし!
第4位 大阪府吹田市 都市機能と子育て環境の調和。単身・高齢者にも人気!
第5位 兵庫県西宮市 関西屈指の文教地区!教育環境の充実は近年注目!
第6位 兵庫県芦屋市 高級住宅街の並ぶ町並み。治安の良さは関西随一!
番外編 大阪府熊取町 子育て環境が整ったことで、今後の人気が見込まれる!

大阪市内など都市部は商業施設やオフィスビルが中心となるため、子育てなどファミリーが暮らす場合、ベッドタウンが人気の傾向にあります。

一方で、関西では交通網が発達しているため、各府県における利便性の差は少なく、居住地選択の際は環境や子育て支援制度などを重視して評価することになります。

 

第1位:奈良県葛城市

奈良県南西部に位置する葛城市。豊かな自然と充実した子育て環境を備えたベッドタウンとして、多くの家族から注目を集めています。大仏や鹿で有名な奈良県は郊外のイメージが強いかもしれませんが、実は利便性も高く、暮らしやすさが魅力の一つです。

 

おもな子育て支援制度

  • 産前産後家庭支援ヘルパー派遣
    妊娠中や出産後のご家庭を心強くサポートしてくれる制度。1時間300円で食事準備や掃除、赤ちゃんの沐浴まで、必要なお手伝いを受けることができます。
  • 葛城市ファミリー・サポート・クラブ
    子育ての助け合いの輪を広げる仕組みです。1時間600円から保育園の送迎や一時預かり、産後ケアまで利用できます。支援する方と支援を受けたい方をつなぐマッチングシステムです。

参考
産前産後家庭支援ヘルパー派遣事業/葛城市
葛城市ファミリー・サポート・クラブについて/葛城市

 

医療費助成制度

葛城市では2024年8月からは18歳までの医療費が完全無償化されました。子どもの医療費の心配をして受診を控えることがなくなるので、子育て世代に強く支持されている制度です。

 

主要都市へのアクセス

  • 大阪へのアクセス
    JR大阪環状線と近鉄奈良線を経由し、大阪駅まで約1時間で行けます。
  • 京都へのアクセス
    近鉄特急を利用すれば京都駅まで約35分。全席指定席なので疲れる心配もありません。交通費を抑えた日常的な移動なら、近鉄京都線急行を利用すれば約50分。通勤・通学にも適した距離です。

 

教育環境が充実

子どもの可能性を伸ばす教育環境が整っていることも魅力のひとつ。少人数学級での丁寧な指導や、一人一台のタブレットを活用した授業など、現代の教育ニーズにしっかり対応しています。「こども議会」では子どもたちの声を活かした学校づくりも進めています。

豊かな自然と文化遺産に恵まれた葛城市は、医療、教育、子育ての各面で高い水準の支援体制を整えています。そのため、住みやすい環境を求める若いご家族の移住が年々増加している傾向にあります。

また、コロナ禍を経て働き方が大きく変化し、リモートワークが一般的になったことで、都心部からの距離を気にせず住まいを選べるようになりました。こうした流れは、豊かな自然の中で子育てができる葛城市の魅力をさらに引き立てています。

子育て支援の充実度、教育環境の質の高さ、そして手ごろな物件価格といった要素が合わさって、これからも多くの家族に選ばれる街になると期待されています。

 

第2位:大阪府箕面市

「子育てしやすさ日本一」を目指す箕面市では、豊かな自然と都市機能が見事に調和しています。市域の約半分を森林が占め、緑豊かな環境の中で快適な暮らしを送ることができます。

 

おもな子育て支援制度

  • ショートステイ(一時預かり)
    最長7日間の日帰り型、宿泊型のお預かりに対応。急な用事ができたときや、育児ノイローゼの防止のために利用できます。所得によって利用料金が異なります。
  • トワイライトステイ(夜間預かり)
    夜間の緊急対応にも柔軟に対応する保育サービスを提供しています。
  • 子育て支援センター
    遊び場の提供に加え、「助け合える子育て仲間づくり」をテーマにした交流の場を設置。初めての子育ても安心できる取り組みです。

参考:
子育て短期支援事業/箕面市
子育て支援センター(おひさまルーム)/箕面市

 

医療費助成制度

18歳までの医療費が1日上限500円で利用できる所得制限なしの助成を実施。箕面市立病院や豊能広域こども急病センターなど、子どもの急な病気に対応できる医療機関も充実しています。

 

主要都市へのアクセス

大阪市内へのアクセス

北大阪急行線の延伸で、箕面市から大阪市街への通勤・通学が便利になりました。新大阪駅まで約18分、梅田駅まで約24分で移動できます。特に中部エリアの「箕面萱野駅」「箕面船場阪大前駅」の新設により、一本で都心部へアクセスできるようになりました。

 

安全・安心な住環境(治安の良さ)

箕面市の2023年末の人口1,000人あたり犯罪件数は4.8件と、大阪府内平均の9.1件と比べても特に安全な街として知られています。市立小中学生全員に見守り端末を無償配布し、緊急時には「otta(オッタ)」システムで位置情報を確認できる体制も整えています。

参考:
令和6年(2024年)1月時点の人口(令和5年12月末現在の確定値)を元に算出
推計人口(月報)/大阪府(おおさかふ)
令和5年中の犯罪統計(確定値)/大阪府警本部

 

将来性と住みやすさ

桜が丘や桜井などの閑静な住宅街には政治家や著名人も居住しており、不動産価格は比較的高めです。しかし、充実した子育て環境や自然との調和がその価値に見合うものとして、多くのご家族から支持されています。子育て支援、医療、教育、安全面など、バランスの取れた住環境が、共働きの方や子育て中の方に選ばれ続けている理由といえるでしょう。

 

第3位:大阪府茨木市

大阪と京都の中間に位置する茨木市は、子育てファミリーに選ばれる北摂地域の人気スポットです。豊かな自然と都市機能のバランスが取れており、さまざまなライフスタイルに対応できる魅力的な街です。

 

おもな子育て支援制度

  • 大型子育て・文化複合施設「オニクル」
    2023年に開設された新しい施設で、子育て相談ができるほか、図書館、コンサートホール、遊び場なども入っています。子育て世代の交流の場として人気です。
  • 伴走型出産・子育て応援事業
    妊娠届出時と出生届出後に経済的支援。計2回、合計10万円分のギフトを支給(出産応援ギフトは妊婦1人あたり5万円、子育て応援ギフトは児童1人あたり5万円。)

参考:
茨木市文化・子育て複合施設 おにクル
伴走型出産・子育て応援事業/茨木市

おにクルという、無料(一部有料アリ)で子どもが遊べる場所があり、子ども向けのイベントもたくさんやっているので助かっています。(トマトさん・3歳のお子さんがいる・茨木市居住中)

出典:【調査】子育て世帯が住みやすいと思う街のアンケート結果を発表

 

医療費助成制度

18歳までの子どもを対象に医療費を助成。1医療機関あたり1日500円の自己負担で、月の上限は1,000円(2日分)までです。子どもの急な病気やけがでも、安心して受診できます。

 

主要都市へのアクセス

  • 大阪方面へ
    - JR茨木駅から大阪駅まで約14分(快速利用)
    - 阪急茨木市駅から梅田駅まで約17分(特急利用)
  • 京都方面へ
    JR茨木駅から京都駅まで約22分(高槻駅で快速に乗換)
    阪急茨木市駅から河原町駅まで約26分(特急利用)

JR線、阪急線、大阪モノレールの3路線が利用可能で、大阪・京都どちらへも30分以内でアクセスできる便利な立地です。

 

子育て世帯にうれしい遊びの場

  • 公園施設
    - 岩倉公園(立命館大学隣接)
    - 若園バラ公園
    - 彩都西公園
    豊かな自然の中で子どもたちが伸び伸びと遊べます。
  • 地域イベント
    - 茨木フェスティバル
    - バルフェスタいばらき
    - 茨木麦音フェスト
    多彩な体験を通じて、子どもたちの感性を育むことができます。
  • 商業施設
    イオンモールから昔ながらの個人店まで、多様な買い物環境が整っています。特に彩都エリアは、自然と都市機能が調和した新しい街並みが特徴です。

このように、茨木市では子育てに必要な環境がバランスよく整備されています。便利さと暮らしやすさを両立できる街として、これからも多くのご家族に選ばれていくことでしょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

 

第4位:大阪府吹田市

ガンバ大阪のホームタウンとして知られる吹田市は、充実した都市機能と豊かな自然が調和する街です。万博記念公園の太陽の塔を中心に、子育て世代が楽しめる施設が充実しています。

 

おもな子育て支援制度

子育てサロン

  • 0歳から就園前の子どもと親の交流の場
  • 地域ボランティアによる公民館等での開催

仲間づくりや情報交換ができる和やかな環境です。

一時預かり事業

  • 短時間就労や保護者のリフレッシュ時に利用可能
  • 保育園や公共施設での一時的な保育

急用・病気など緊急時にも対応している一時預かりです。

子育て短期支援事業

  • ショートステイ:最長7日間の一時預かり (病気・出産・仕事などの理由で)
  • トワイライトステイ:夜間・休日の一時預かり (仕事での帰宅が遅い場合など)
  • 児童養護施設等で専門的なケアを提供してくれるため安心して預けられます。

子育て情報の発信

  • 情報発信アプリ「すくすく」の運営
  • 子育てCoCoステーションでのイベント開催

吹田市では幼稚園・保育園の無償化も実施しており、きめ細かなサポートが特徴です。

参考:
公立保育所等の一時預かり事業|吹田市公式ウェブサイト
子育て短期支援事業|吹田市公式ウェブサイト

 

医療費助成制度

0歳から18歳の年度末までの子どもが対象で、健康保険適用の医療費を助成します。外来・入院とも1医療機関につき1日500円(月2日まで)の自己負担で受診できます。子どもの急な病気やけがでも、経済的な心配なく医療機関を受診できる体制が整っています。

 

主要都市へのアクセス

JR吹田駅からは

- 大阪駅まで約9分
- 京都駅まで約33分
- 三ノ宮まで約33分

梅田・難波へは直通、京都へも乗換なしでアクセス可能。主要駅へは1回の乗換えで到着できる便利な立地です。通勤・通学はもちろん、休日のお出かけにも便利な交通アクセスが魅力です。

 

子育てに優しい環境

レジャー施設

- 万博記念公園(太陽の塔)
- エキスポシティ(300店舗以上)
- 水族館NIFREL(ニフレル)

イベント

- 「ドリカム花火」など夏の花火大会
- 「万博夜空がアートになる日」冬の花火大会

季節を通じて、家族で楽しめるイベントが充実しています。

このように、吹田市は交通の利便性、充実した施設、手厚い子育て支援を備えた、ファミリー層に理想的な街といえるでしょう。自然と都市機能のバランスが取れた環境で、子どもたちの豊かな成長を育むことができます。​​​​​​​​​​​​​​​​

 

第5位:兵庫県西宮市

関西屈指の文教都市として知られる西宮市は、1963年の「文教住宅都市宣言」以来、教育に力を入れ続けている街です。充実した教育環境と豊かな自然を兼ね備え、多くのファミリー層から支持されています。

 

おもな子育て支援制度

産後ケア事業

- 訪問型サービス
- 宿泊型サービス
- 通所型サービス

出産後の母親の心身のケアや育児をサポートします。所得に応じて有料のサービスです。

子育てコンシェルジュ制度

子育ての悩みを気軽に相談でき、利用可能な支援サービスを一緒に考えてもらえるサービス。相談利用料は無料。引っ越してきたばかりの人でも安心な制度です。西宮市立子育て総合センターなどの各施設で利用できます。

にしのみやしファミリー・サポート・センター

- 地域ぐるみの子育て支援
- 子どもの預け預かりのマッチング
「子育ての援助を受けたい人」と「子育ての援助を行いたい人」が会員となって、地域の中で助け合う子育て環境を作る取り組みです。

その他の支援

- 中学生への完全給食の提供
- 保育所の新設を進行中
(待機児童は人気エリアで約121名程度。2024年4月現在)

参考:
西宮市産後ケア事業|西宮市ホームページ
子育てコンシェルジュ~西宮市利用者支援事業~|西宮市ホームページ
にしのみやしファミリー・サポート・センター|西宮市ホームページ
保育所等待機児童数について|西宮市ホームページ

 

医療費助成制度

15歳までの医療費が無償化されており、子どもの健康管理をサポートしています。充実した医療機関と合わせて、安心して子育てができる環境が整っています。

 

主要都市へのアクセス

3路線が利用可能

- JR西日本
- 阪急電鉄
- 阪神電鉄

特急電車も停車する便利な立地で、梅田や神戸へのアクセスが良好です。充実した路線バス網と高速道路網により、市内外の移動も快適です。

 

教育環境

高等教育機関が充実

- 関西学院大学(関関同立の一角):緑豊かな上ケ原キャンパスを有し、関西の私学を代表する総合大学
- 神戸女学院大学:重要文化財に指定された校舎を持つ、伝統ある女子大学
- 兵庫医科大学:充実した医学教育と附属病院を備えた医療系の高等教育機関

全国的にも有名な進学中学校(灘、甲陽、六甲、神戸女学院)が沢山あり、教育に対しての関心度が高い。いわゆる民度の高い街になっているので、やる気のある子供と親には、進学に適した街と断言できます。(keikoさん・11歳のお子さんがいる・西宮市居住中)

出典:【調査】子育て世帯が住みやすいと思う街のアンケート結果を発表

 

自然・公園環境

夙川河川敷緑地(日本の歴史公園100選)

- 約4kmの遊歩道
- ジョギングコースとして人気
- 春の桜の名所

北部には豊かな自然が残る山間部もある

 

住環境

人気のエリア

- 西宮北口駅周辺:利便性の高い都市機能が集中
- 夙川エリア:緑豊かで閑静な住宅地

両エリアともファミリー層からの支持が特に高く、教育施設や商業施設が充実しています。

このように、西宮市は教育環境の充実度と住みやすさで選ばれる街です。待機児童の課題はありますが、文教都市としての魅力は今後も健在であり、子育て世代に選ばれ続ける街といえるでしょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

 

第6位:兵庫県芦屋市

大阪市と神戸市の中間に位置する芦屋市は、高級住宅街として知られる品格ある街です。条例により街並みの美観を大切にしており、落ち着いた雰囲気の中で子育てができる環境が整っています。

 

おもな子育て支援制度

妊娠出産子育て支援事業

- 妊娠出産応援ギフト(5万円相当):妊娠届出時の面談後に給付
- 子育て応援ギフト(5万円相当):新生児訪問時の面談後に給付
- 伴走型相談支援:妊娠期から子育てまで一貫したサポート

その他の支援

他の市町村と比べると経済的支援は比較的控えめです。

参考:
芦屋市/妊娠出産子育て支援事業

 

医療費助成制度

0歳から高校3年生相当までの子どもが対象で、健康保険適用の医療費の自己負担分を助成しています。所得基準内なら全額助成、基準を超える場合は一部負担となりますが、兵庫県内の医療機関では受給者証の提示で窓口での助成が受けられます。充実した医療機関と合わせて、子どもの健康管理をサポートしています。

 

主要都市へのアクセス

JR芦屋駅から

    • 三ノ宮駅まで約8分(新快速利用)
    • 大阪駅まで約15分(新快速利用)

新快速停車駅として、神戸・大阪の中心部へ直通でアクセスできる便利な立地です。通勤・通学にも最適な交通環境が整っています。

 

住環境

条例による街並み保護

    • 屋上広告やネオンサインの規制
    • パチンコ店やゲームセンターなどの遊戯施設の規制

落ち着いた住環境の維持に努められています。

治安の良さ

  • 2023年の刑法犯認知件数は450件
  • 人口1,000人あたり4.8件(県平均6.9件を大幅に下回る)
  • 繁華街特有の騒音やトラブルがほとんどない

街並みを保護する条例があるため、繁華街特有の騒音やトラブルがほとんどなく、ファミリー層が多く住む閑静な住宅地として、関西随一の治安の良さがあります。

このように、芦屋市は良好な住環境と高い安全性を備えた街です。経済面での支援は限られますが、恵まれた自然環境と充実した都市機能を活かした子育てが可能です。特に、教育環境や治安を重視する子育て世帯にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

 

番外編:大阪府熊取町

熊取町は大阪府の南部にある街で、関西国際空港まで15分程度の場所に位置しています。

大阪府の1%の面積にも満たない約17.2平方キロメートル、人口42,000人という小さな街ですが、子育て支援施策を充実させたことで注目を集めています。

現在は「ほほえみ子育て熊取町!」をキャッチフレーズに掲げ、すくすくステーションを開設するなど、妊娠期や産後の相談体制を充実させてきました。

また、妊娠時の検診や各種申請時の助成金を設置し、3歳未満の子どもがいる家庭に最大40回までのヘルパー派遣を行っているほか、育児教室を充実させ、孤立しがちな育児をコミュニティとして繋げようとするなどの取り組みも行っています。

その他にも、4カ月検診の際に絵本をプレゼントするブックサービスを実施したり、妊娠届出時に5万円、出産時にも5万円を支給するなど、経済的な支援も多く実施しています。

保育園の待機児童は0人であり、豊かな自然環境を活かした教育を行うほか、小学校・中学校については、それぞれ給食室を設置し、地元の野菜を使用した完全給食を提供しています。

また、自治体主催の多くのイベントを開催するなど、子供たちが活発に刺激を受けられる環境を整えていることも大きなポイントです。

熊取町は小さな自治体ではありますが、現在のリモートワークの普及に伴い、働く場所と住む場所の距離を気にしなくてもよくなった現状においては、ファミリー層から大きな注目を集め始めていると言えます。

 

阪神沿線がファミリーにおすすめされない理由

阪神沿線は大阪・神戸間を結ぶ交通機関ですが、ファミリー層からの人気は阪急沿線と比較して低い状況が続いており、この背景には、複数の要因が考えられます。

まず、阪神電車は海岸線に沿って走っているため、沿線には工業地帯や港湾施設が多く立地しており、住宅地として活用できるスペースが限られています。

また、工場跡地を再開発した住宅エリアも多く見られますが、周辺は工場地域であるため環境との調和という点では課題が残ります。

教育環境の面では、関関同立をはじめとする有名私立大学や評価の高い私立中学・高校が阪急沿線に集中しているという特徴があります。

この教育機関の偏在も、教育熱心なファミリー層の住居選択に影響を与えている要因の一つでしょう。

さらに、関西における地域イメージも大きな要因となっています。

阪急沿線が洗練された住宅街・商業エリアというイメージを確立しているのに対し、阪神沿線は工業地域というイメージが根強く残っており、ファミリー層の評価に影響を与えています。

ただし、近年では阪神沿線の再開発が進み、街の様相が大きく変わりつつあるエリアも出てきています。

もともと高い交通利便性を有する阪神沿線は、こうした再開発の進展により、今後ファミリー層からの評価が高まっていく可能性を秘めてるでしょう。

 

まとめ

関西の特徴として、各自治体が子育て支援の充実を図る一方で、都市機能と豊かな自然環境が調和している点が挙げられます。

また、発達した交通網により、大阪を中心とした関西圏(2府4県)の移動が容易であることも大きな魅力です。ベッドタウンに居住していても長時間の通勤を避けられ、どの地域に住んでも快適な生活を送ることができる環境が整っています。

このように選択肢が豊富であることは、住まい探しにおいて自分たちに合った環境を見つけられるメリットがある一方で、情報収集や比較検討に時間と労力を要するという側面もあります。

今回ご紹介した自治体は、それぞれが特色のある子育て支援や生活環境を提供しており、いずれもファミリー層から高い評価を得ているエリアです。

皆様の住まい選びの参考にしていただき、理想の子育て環境で充実した生活を送っていただければ幸いです。

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