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茨城県で子育てしやすい市町村おすすめ4選・地域別の支援制度も詳しく解説

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家族の未来マップ 住宅部

建築士、宅建士(宅地建物取引主任者)、インテリアコーディネーターの資格保有者がライターとして執筆。一部の記事は一級建築士またはファイナンシャルプランナー(FP)による監修を経ており、正確な情報発信を徹底しています。子育て世帯のママやパパの住まい選び、お家づくりの参考になる記事を日々制作中。

近年、子育て環境の充実度で高い評価を得ている茨城県。都心への通勤圏内でありながら、豊かな自然と充実した生活インフラを兼ね備え、多くの子育て世帯から注目を集めています。

今回は、とくに子育て環境が充実している4つの市町村を具体的な支援制度や生活環境とともにご紹介します。それぞれの地域の特徴を詳しく解説しますので、お引越し先の検討にお役立てください。

 

茨城県で子育てしやすい市町村4選

子育て世帯のみなさんは、住む場所を選ぶとき、何を大切にしていますか?

今回は、5つのポイントに着目して、とくにおすすめの市町村を4つ選んでみました。

✔️ 子どもの教育環境は整っているか?

✔️ 病院や医療施設は充実しているか?

✔️ 通勤・通学の交通は便利か?

✔️ お買い物など普段の暮らしは快適か?

✔️ 子育て支援制度は充実しているか?

 

それではさっそく、これらの条件を満たす子育てにぴったりな市町村をご紹介していきます。

 

守谷市~都心近接&子育て支援が充実した街~

出典:守谷市公式ブランドムービー「インタビュー子育て編」

つくばエクスプレスで秋葉原まで最短32分という抜群のアクセスを誇る守谷市。駅周辺には、スーパーやコンビニ、薬局などの商業施設が揃い、日々の暮らしに便利な環境が整っています。

街づくりにも特徴があり、建築規制や緑化協定により、美しい街並みと緑地が守られています。図書館や公民館、公園なども充実しており、子どもたちの遊び場にも事欠きません。医療面でも、夜間救急診療に対応する総合病院が2件、小児科が13件 と充実しており、子育て世代が安心して暮らせる街となっています。

 

おもな子育て支援制度

伴走型相談支援

妊娠届出時から保健師による継続的なサポート、同時期に出産したの家族とのグループ交流会も実施しています。

出産・子育て応援ギフト

  • 妊娠時:5万円
  • 出産時:5万円

子育てサポート

  • 一時預かり制度
  • もりやファミリーサポートセンター(育児の援助を必要な方と支援者のマッチングシステム)

【参考】(守谷市子育て情報サイト・もりや子育てひろば)

 

待機児童数、保育園の数

待機児童 0人(令和7年も0の見込み)

公立認可保育所 2か所
私立認可保育所 17か所
私立認可こども園 2か所
私立小規模保育事業 4か所
私立家庭的保育事業 1か所

2024年11月現在 

 

医療福祉費支給制度(マル福・すこやか医療費助成)

  • 18歳3月末まで
  • 医療機関ごとに1日600円、月2回まで自己負担
  • 所得制限なし

 

都心へのアクセスと所要時間

電車利用

つくばエクスプレス

  • 秋葉原駅まで:最短32分
  • 南流山駅まで:約10分
  • 北千住駅まで:約21分
  • 新御徒町駅まで:約29分

守谷駅発の列車が多数あり、座って通勤できることが多い。また、関東鉄道常総線経由でJR常磐線への乗り換えもできます。

車利用

常磐自動車道経由で都心まで約1時間~1時間30分

 

つくば市~研究学園都市で育む子どもの知的好奇心~

出典:つくば市公式ホームページ

国内最大の研究学園都市として知られるつくば市には、産業技術総合研究所やJAXA筑波宇宙センターをはじめ、約150もの研究機関が集まっています。「つくば科学フェスティバル」などの教育的イベントも多く開催され、子どもたちの知的好奇心を育む環境が整っているのが特徴です。

生活環境も充実しており、徒歩や自転車でショッピングモール、スーパー、ドラッグストアなどに行ける利便性の高さが魅力。医療面では、救命救急センターやICUを備える筑波メディカルセンター病院をはじめ、11か所の一般病院 があり、安心して子育てができる環境が整っています。

 

おもな子育て支援制度

地域子育て支援拠点

親子で自由に遊べる交流スペースを市内10か所に設置しています。 

子ども・子育て支援新制度

共働き世帯をサポートするため、保育所、幼稚園を新設し、受入枠を拡大しました。

幼児2人同乗用自転車購入費補助事業

安全基準に適合した幼児2人同乗用自転車の購入費を補助する制度。

補助額:20,000円(40,000円未満の場合は購入額の半額)

【参考】
(つくば市公式ホームページ「地域子育て支援拠点」)
(つくば市公式ホームページ「子ども・子育て支援新制度」)
(つくば市公式ホームページ「幼児2人同乗用自転車購入費補助事業」)

 

待機児童、保育園の数

待機児童 0人(2024年4月時点)

公立保育所 22か所
 民間保育園 62か所
 認定こども園 9か所
 小規模保育事業所 27か所

 (2024年11月現在) 

 

医療福祉費支給制度(マル福)

  • 18歳3月末まで
  • 医療機関ごとに1日600円、月2回まで自己負担
  • 所得制限なし

 

都心へのアクセスと所要時間

電車利用

つくばエクスプレス利用

  • 秋葉原駅まで:最短45分
  • 北千住駅まで:35分
  • 浅草駅まで:41分

JR常磐線利用

  • 土浦駅から東京駅まで:特別快速約1時間
  • 上野駅まで:特急約45分

高速バス

  • 東京駅まで:約60~80分

 

ひたちなか市 ~自然と都市機能が調和する、のびのび子育てのまち~

出典:ひたちなか市公式ホームページ

国営ひたち海浜公園や美しい海水浴場など、豊かな自然に恵まれたひたちなか市。その一方で、ショッピングモールや映画館といった都市的な施設も充実しており、便利さと自然の両方を楽しめる街として注目を集めています。

昔から多くの移住者を受け入れてきた歴史を持ち、多様性を大切にする地域文化が根付いているのも特徴です。医療面では、大規模な総合病院に加え、 ひたちなかファミリークリニック など、家族全体の健康をケアする地域密着型の医療機関が整っています。子育て世代も安心して暮らせる環境と言えるでしょう。

 

おもな子育て支援制度

ひたちなか市出産・子育て応援事業

・伴走型相談支援

妊娠期から子育て期まで保健師による継続サポート、子育てガイドの作成やニーズに応じた情報提供をおこなっています。

・経済的支援

出産応援金:5万円

子育て応援金:5万円

育児相談・講座の開催

・子育て支援センター:14か所

・子育てサロン:15か所

育児相談や講座を定期開催しています。

また、転入した子育て世帯へ海浜公園の入園券もプレゼントしています。

【参考】
(ひたちなか市妊娠・子育て応援サイト スマイル・スマイル「出産・子育て応援事業について」)
(ひたちなか市妊娠・子育て応援サイト スマイル・スマイル「市内の子育て支援センター・子育てサロン一覧」)
ひたちなか市公式ホームページ「Welcome 子育てふぁみりー Happy 7 Days プレゼント! 海浜公園でアソボ」

 

待機児童、保育園の数

待機児童 0人

公立保育所 4か所
公立小規模保育所 1か所
民間保育所 19か所

(2024年11月現在)

市立幼稚園では通園している園児を対象に、教育時間終了後や長期休業日に預かり保育を実施しています。

 

医療福祉費支給制度(マル福)

  • 18歳3月末まで
  • 医療機関ごとに1日600円、月2回まで自己負担
  • 所得制限なし

 

都心へのアクセスと所要時間

電車利用

JR常磐線(勝田駅)から

  • 上野駅まで:約70分
  • 東京駅まで:約80分

※特急停車駅のため、終電も遅くまで運行

車利用

ひたちなかICから三郷JCTまで:約90分

 

那珂郡東海村~コンパクトな街に詰まった子育て環境~

出典:東海村公式ホームページ

太平洋と久慈川に囲まれた東海村は、豊かな自然と洗練された街並みが調和する美しい街です。コンパクトな街づくりにより、駅や商業施設、教育施設へのアクセスが便利で、子育て世代にやさしい環境が整っています。

特筆すべきは教育環境で、周辺エリア 医療面では総合病院に加え、小児科などの専門クリニック、13の歯科医院(矯正・小児歯科・口腔外科含む)が揃い 、子どもの健康管理も万全です。

15歳未満の人口割合が県内第4位と、若い世代が多く活気あふれる街として知られています。村独自の充実した子育て支援で、共働き家庭も安心して子育てができる環境が整っているのが特徴です。

※水戸市、日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、ひたちなか市、那珂市

 

おもな子育て支援制度

子育て世代包括支援センター「はぐ♥くみ」

母子保健コーディネーター、保健師による相談支援を実施。妊娠期から子育て期までをトータルサポートしています。 

学童クラブ

村内に11か所ある学童クラブでは、小学1~6年生を受け入れています。土曜日・祝日も利用可能な施設もあります。

病児・病後児保育施設「るぴなす」

村立東海病院の敷地内に設置。働くパパ・ママをサポートしてくれます。

【参考】
東海村公式ホームページ Story 「楽しく子育てできる場所」

 

待機児童、保育園の数

待機児童 0名

公立保育園 3か所
 私立保育園 4か所
 小規模保育事業所 1か所
 認可外保育施設 3か所
 公立認定こども園 1か所
 私立認定こども園 2か所

(2024年11月現在)

 

医療福祉費支給制度(マル福)

  • 18歳3月末まで
  • 医療機関ごとに1日600円、月2回まで自己負担

※所得制限あり

・扶養親族0人の場合622万円
・扶養親族1人につき38万円加算
・老人扶養親族の場合44万円加算

 

都心へのアクセスと所要時間

電車利用

JR常磐線特急利用

  • 東海駅から上野駅まで:約1時間

高速バス

  • 上野駅前まで:約145分
  • その他、名古屋・仙台・羽田空港など各方面へ運行

 

「茨城県で子育てしやすい市町村」の住宅事情

子育て環境が整っているのはわかったけれど、実際に住むとなると気になるのが家賃や住宅購入のこと。実は、茨城県は、住まい選びでもうれしいポイントがたくさんあるんです!

 

茨城県の家賃相場情報

都心部だと1LDKでも15万円以上することも多いのに比べて、茨城県はとってもリーズナブル。たとえば、人気の守谷市でも3LDKで10万円前後、つくば市ならもっとお手頃な物件も見つかります。

1LDK/2K/2DK 2LDK/3K/3DK 3LDK/4K~
一戸建て マンション 一戸建て マンション 一戸建て マンション
守谷市 6.3万円 7.3万円 7.0万円 10.5万円 10.0万円 15.7万円
つくば市 5.7万円 6.6万円 6.6万円 7.5万円 11.9万円 8.5万円
ひたちなか市 6.3万円 5.7万円 6.4万円 5.8万円 8.1万円 7.7万円
恵那郡(東海村) 5.6万円 5.6万円 7.0万円 5.7万円 8.0万円 7.5万円
水戸市 5.5万円 5.9万円 6.5万円 6.0万円 10.5万円 7.7万円

【参考】SUUMO関東版「茨城県の家賃相場・賃料相場情報を探す」

 

マイホーム購入も夢じゃない!茨城県の住宅事情

茨城県の持ち家率は77.9%。全国平均は60.9%で、13位となっています。さらに1軒あたりの土地の広さは全国1位!

なぜこんなにマイホームを持ちやすいの?それには3つの理由があります。

1.土地がたくさんあるから、価格も手頃

平地が多い茨城県は、住宅用の土地がたくさんあります。そのため、1平方メートルあたりの平均価格は3万7300円と、都心部に比べるとグッとお手頃に。

2.都心へのアクセスが便利に

つくばエクスプレスの開通で、都心への通勤もラクラクに。「都心で働いて、茨城で子育て」というライフスタイルを選ぶ方も増えています。

3.住宅支援制度が充実

茨城県や各市町村では、住宅購入のための支援制度や、子育て世帯向けの住宅政策を実施。マイホーム購入の強い味方になってくれます。

 

このように、茨城県なら家族みんなが快適に過ごせる「理想のおうち」を見つけやすいんです。とくに、庭付きの家や、広めの間取りを考えている子育て世帯には、とってもうれしい環境が整っていますね。

【参考】
平成30年住生活総合調査(茨城県版)
平成30年住宅・土地統計調査結果の概要:調査結果の概要2
茨城県地価調査・地価公示の結果(令和6年地価調査結果)

 

茨城県で子育てしやすい市町村の支援制度

茨城県では、県外からの移住者や子育て世帯を温かく迎える取り組みをおこなっています。とくに、県内の中小企業で人材を求めていることもあり、移住者向けの支援が充実しているんです。

以下に、県、各市町村の魅力的な支援制度をご紹介します!

 

茨城県の支援制度

わくわく茨城生活実現事業(茨城県移住支援金)

東京圏からの移住者に支援金を支給

【参考】
茨城県公式ホームページ「わくわく茨城生活実現事業(茨城県移住支援金)」

 

ひたちなか市の支援制度

子育て世代・三世代同居住宅取得助成金

県外からの子育て世帯、三世代同居を始める方への住宅取得支援

結婚新生活支援事業

新婚さんの新居探しや引っ越しをサポート

【参考】ひたちなか市公式ホームページ
「ひたちなか市子育て世代・三世代同居住宅取得助成金交付事業」
「ひたちなか市結婚新生活支援事業」
「ひたちなか市わくわく茨城生活実現事業(移住支援金)」

 

東海村の支援制度

とうかい住まいる応援補助金

村外から転入する新婚世帯の引っ越し費用や新居の初期費用をサポート

【参考】東海村公式ホームページ「令和6年度とうかい住まいる応援補助金」

 

茨城県なら子育てしやすい市町村がきっと見つかる!

茨城県は、都心へのアクセスの良さ、豊かな自然、便利な都市機能、そして手頃な生活コストと、子育て世帯が求める要素が詰まった魅力的な地域です。

それぞれの市町村が特色ある子育て支援策を展開しているので、以下のポイントを参考に、ご家族にぴったりの街を探してみてください。

  • 通勤時間を重視するなら→守谷市
  • 教育環境を重視するなら→つくば市
  • 自然と都市機能のバランスを重視するなら→ひたちなか市
  • きめ細やかな教育を重視するなら→東海村

どの街も子育て世帯を温かく迎え入れる準備が整っています。ぜひ、実際に足を運んで、わが家にぴったりの街を見つけてくださいね!

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